八番組組長の恋【薄桜鬼】 (ページ9)

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STORY 7 ページ9

すず「はぁ……///」

あれから平助はんに

吉原までおくってもらって

今に至る

すず「皆に顔が真っ赤って言われた…//」

両手を頬に添えてつぶやく

「桜子入るで？」

すず「え！？う、うん！」

笑顔で入ってきたのは

ここで一緒に働いている

美伽ちゃんだった

美伽「すずさっきの人どしたの？」

すず「へっ///！？ど、どしたのとは//？」

次の瞬間、平助はんの

顔が頭に浮かんだ

美伽「わかりやすいなあ、わかってるよ！この間来てくれた藤堂さんやろ？」

すず「美伽ちゃん、平助はんの事知ってるの？」

美伽「当たり前！！藤堂さんは新選組の人やしよう優しい人やもん知ってる」

すず「新選組ってそんなに有名なんやね」

美伽「まあ、新選組自体はあんまええ話聞かんけど藤堂さんは人気やで？優しいし！」

チクッ

すず「っ！！」

美伽「ああ、ごめんごめん」

そういうと頭を撫でられる

すず「えっ？」

美伽「すず、藤堂さんのこと好いとるでしょ？」

一気に体の熱で熱くなる

美伽「うわっ、顔真っ赤～(笑)」

そう言うと、頬をふにふにと

つつきだす

すず「なにふんの～！」

美伽「でも、一つ忠告やからね…」

急に真剣な顔になる美伽ちゃん

すず「なっ、なあに…！？」

緊張がはしる

美伽「藤堂さんはあくまでも新選組！京の人から嫌われてるんよ、なんぼ藤堂さんがええ人でも。それに…うちはあんま思わんというか…人斬り集団やからね、新選組は。ない思うけど用心せんといかんよ」

ギュッと手を握られる

すず「ありがとう、美伽ちゃん…」

美伽「好きな気持ちはどうにも出来ん。んま、藤堂さんなら安心やね」

すず「もう美伽ちゃん…// あんま言わんといて///」

美伽「ええ？それは反対の意味やろ？」

すず「もう、美伽ちゃん！」

美伽「ちょっとからかっただけよー」

そういいギュッと抱きしめられて

外を見たときに星が輝いていた

会いたい…この言葉が

頭から離れられない