愛しい君へ (ページ16)

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ｻﾞﾜｻﾞﾜ

男子たちが騒ぎ出す。

うるさいなぁ。←

　

　
「えっと、黒崎茉紘(ｸﾛｻｷﾏﾋﾛ)です。よろしくお願いします。」

あぁ。なんか.、苦手なタイプだ。((

ｺﾂﾝ

頭になにか当たった。

紙?なに。誰。

剛だ。なに?

剛のほうを向くと、口パクで、

「健の許嫁。」

と、言ってきた。

え。この子が?

美人すぎないかなぁ.。

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「お昼ご飯っ♪お昼ご飯っ♪Aー。中庭行こー。」

「待って、待って!栞里!!」

「なに。お弁当忘れた?」

「いや、お弁当はあるけど。」

「なに。なんか気になることでもあんの?」

「黒崎さんが、どこに行くかさりげなく、ついていかない?」

「はぁ?なんでー。お腹空いた。」

「ちょっとでいいから!卵焼きあげるから、お願い.」

「しょうがないなぁ。」

卵焼き１つで態度が変わるって、コイツ、単純だな。笑((

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「てか、なんでそんなに気になるの。」

「んー。それはあとで詳しく説明する。」

そう言いながら二人で黒崎さんの背中を追う。

と、そのとき、

「健くん!!」

健を呼ぶ、黒崎さんの声がした。

「茉紘.?」

そう言ってこわばる健の顔。そして__

隣でオロオロする親友。

「なに。どういうこと?」

「黒崎さんね、」

「健の、」

健の.、

「..許嫁なんだって。」

本当だったんだ。

剛が嘘ついてる。って、思いたかったのに..。