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54話「やる気」 ページ5

「あ、そうだ、もうすぐ球技大会が近いよな」
 


「確かに…そろそろ決めておこうか、カラ松兄さん」





この学校には球技大会があるのか。
中学の時は体育大会だったけど、球技大会は心配だな。





「Aも競技決め手伝ってくれ」

『はい、私たちが決めるんですね』

「あぁ、Aは球技苦手なんだっけか」





たぶん、おそ松先輩から聞いたのだろう。


少し恥ずかしい。







「じゃあ、色々と案を出していこうか」とチョロ松先輩が進めていく。



『あ、野球はどうですか?』

「野球だとグラウンドの敷地を多く使っちゃうからあまり試合ができないんだ。」






そんなことも考えなくてはいけないのか…
十四松先輩悲しむかな。





「やっぱり、これが1番無難じゃない?」

「いや、これは去年やったから今年はこれにしよう」




などとどんどん進んでいく競技決め。





これ、私必要なくないか…??


まぁ、そうこうしているうちにあっというまに決まってしまい、種目はバスケ、バレー、サッカーとなった。









「あ、そうだ、Aちゃん、当日は生徒会メンバーのこの3人対優勝クラスでドッヂボールで戦うのが名物だから。」


『そんなことするんだ……生徒会すげぇ…』





これは、気合い入れなきゃだ。

55話「おつかれた」→←53話「申し訳ない」



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作者名:shiro | 作成日時:2021年3月7日 4時

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