【エヴァ】小話詰め

9月13日 ページ11

カ 「はぁ、今日はぜーレの爺共に呼び出されててシンジくんに会えなかった………うわ、もうすぐ0時じゃん。寝なくちゃな…」

23:59

ヴーヴー

カ 「…誰だよ、こんな夜中に」

『着信 シンジくん』

カ 「っ！？も、もしもし！！」

シ 「ちょ、渚、大声出さないで。耳に響くから」

カ 「ご、ごめん。珍しいね。シンジくんが電話してくれるなんて」

シ 「………電話しちゃ悪いわけ？」

カ 「そんなことないよ！嬉しい！！すごく！」

シ 「そっか…今日会えなかったからさ、電話したの。どうしても言いたい事があってね」

カ 「言いたい事？」

シ 「誕生日おめでとう。カヲル」

カ 「え…」

シ 「今日でしょ？……あ、日付今変わったけど」

カ 「い、今カヲルって…」

シ 「気にするとこそこ？ま、渚らしいか」

カ 「あぁ！なんで渚になるの！？」

シ 「はいはい、ごめんってカヲル」

カ 「えへへ、嬉しいな〜」

シ 「名前くらいで大袈裟な…」

カ 「それもあるけど、初めて祝ってくれた人がシンジくんだから」

シ 「そうなの？」

カ 「うん！…でもどうして夜中に？」

シ 「だって、誕生日の最後に祝われるのも記憶に残るだろ？」

カ 「…うん、とっても幸せだよ」

シ 「じゃあ、もう僕は寝るね」

カ 「うん！また明日ね」

シ 「あ、あと」

カ 「？」

シ 「生まれてきてくれてありがとう、僕は君に出逢えて良かった。」

カ 「〜〜〜っ！！」

シ 「じゃあおやすみ」

カ 「うん、僕も出逢えて良かった…おやすみ」

七不思議 ３つ目 前編→←七不思議 ２つ目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す