51話 ページ23
「ここが臓器密売人が使っていたというビルですか…」
『フゥん…ここね』
しかしこの場所とはね…確かここは数年前に蒼色旗の
私はこの事件についてはあまり詳しくはない…丁度外つ国を転々としていた頃だからな…
「あの時俺は、奴のアジトがここだとつきとめ、警察に報告した」
『なるほどね…だけどいくつもの組織が動いていた。だから指揮系統も混乱していた』
「そうだ。報告を受けて現場に駆けつけた刑事はわずか五人。さらに悪いことに、犯人のテロリスト、蒼き王は警察の動きに勘づき、爆弾を持って立てこもった…」
『…そして、組織は彼らに突入を命令した』
「あぁ…だが、特殊部隊でも異能力者でもない刑事たちに何が出来る
追い込まれた蒼き王はここで自爆して果てた。五人の刑事を巻き添えにして」
そして、その五人の中のひとりが、田口という少年の父だったと…
「正義感の強いいい刑事だった…
アジトの報告を警察にあげたのは俺だ。俺が殺したようなもんだ」
「違うでしょ!悪いのは自爆した犯人じゃないですか!」
「その通りだよ敦君。それでもなお国木田君は六蔵少年の面倒を見ずにはいられない…死んだ父親の代わりに」
『…そんな事がね』
ピロンッ
その時、目の前にあるパソコンから何やら通知音が聞こえた
誰だ?しかもこのタイミングで…
そして近くにいた国木田がパソコンを操作し始めた
「なんです?」
「探偵社への依頼文だ…依頼人は
蒼の使徒」
『なるほどね』
「蒼の使徒の正体が見えてきた…で、内容は?」
「依頼は爆弾解除」
『へぇ…』
「明日の日没までに爆弾を解除せねば、数百人が死ぬ」
『約1日…それに、ここにあるのはこの爆弾を作る材料…しかも高性能の。イタズラではないようね』
「そんな…」
「心配するのは爆発などさせん」
『…』
「今度こそは必ず俺達が止める!」
『とりあえず、明日の朝、会議だね』
そして国木田は社長に報告するために探偵社へ、それについて行った敦。太宰は懲りずに入水へ
私は…
『織田作に爆弾解除をお願いしたいんだ…いいかい?』
「もちろんだ。何度もやってるからな」
『動くのは明日になる…ほんとにいいのか?』
「もちろんだ」
『それに伴って君には偽名を名乗ってもらうよ』
「なんて名だ?」
『それはね____』
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ふぁぁんでぇす - とてもにちゃにちゃしながら読んでます。これからも頑張ってくだせぇ‼楽しみに待ってますすす‼ (10月17日 23時) (レス) id: 138a5f5117 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - エレンNo2さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです(*^^*)これからもよろしくお願いします (2023年1月9日 21時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
エレンNo2 - 僕、文スト大好きなんですけど、めちゃくちゃおもしろいですね! (2023年1月9日 15時) (レス) id: ef9ab59deb (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - ユリさん» ネタ提供ありがとうございました!これからも頑張るのでよろしくお願いします (2022年11月6日 15時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 鏡花ちゃんbirthdayも面白かったです!!私の案、取り入れてくださってありがとうございます。また楽しみにしてますね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*改めて、鏡花ちゃん、Happy Birthday!(一日ずれちゃったけど!) (2022年11月5日 22時) (レス) @page44 id: 8486d49576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Megumi | 作成日時:2022年7月2日 18時