お前ら、全員集合。35 ページ35
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〈あとさ、Aちゃんが食べ物を食べてる時の笑顔、国宝級に可愛い〉
『‥‥‥‥食べ物、食べてる時?』
〈気付いてない?君、プリン食べてる時ほんとに幸せそうな顔するんだよね。ぱぁぁって効果音付いてそうなくらい。僕、その表情見れるだけでご飯三杯はいける〉
『それ、私がめちゃくちゃ食い意地‥‥張ってるだけなんじゃ‥‥‥』
あれ、もしかして私思ってたよりプリンしか食べてないのか?狗巻先輩から貰ったのもプリンだったような?
〈はぁ‥‥‥早くAちゃんに会いたい‥‥‥会って抱き締めたい‥‥‥〉
『それで先輩の活動源になるんだったら‥‥』
〈Aちゃんのすべすべのほっぺ触りたい‥‥〉
『私ってもしかしてハムスターか何かだと思われてます?』
〈頭撫で撫でしたい‥‥〉
『はぁ‥‥どうぞ‥‥』
〈Aちゃんにたらふくプリン食べさせてあげたい‥‥衣食住養わせて欲しい‥‥Aちゃんに何でも良いから触りたい‥‥〉
お、乙骨先輩が切実な欲望をただ電話口で吐き出すマシーンと化してしまった‥‥。これは多分相当疲れてる。あと私を養いたいってそれはどういう種類の欲望ですか??私しか得してなくない??
〈あと、出来れば切実に安眠したいかな‥‥〉
『そっちの欲望が先なんじゃないんですか先輩!?』
先輩の価値基準が色々ずれていると思う今日この頃。
やべぇよ先輩、とちょっと申し訳ないけど思っていると後ろから肩をトンと誰かに叩かれた。振り返るとそこには「や、」と軽く手を挙げた五条先生が。
「もしかして電話してんの憂太?」
『お、よく分かりましたね。そうです』
〈?Aちゃん?〉
『あ、乙骨先輩。実はですね、』
隣に五条先生が居るんです、と電話越しに先輩に言うと。彼はちょっと考え込むように沈黙して、少したってから〈ごめん、Aちゃん。五条先生に代わってくれる?〉と申し訳なさそうに聞いてきた。
いいですよ、と了承して五条先生にその旨を伝えてから彼にスマホを渡す。
「もしもし憂太?んーどした?‥‥‥あームリムリ、まだ帰って来ちゃダメって言ったでしょ。え?A?あーあの豚野郎?大丈夫大丈夫、Aのやつ手も繋いでないらしいから。キス?ははっ、んなのさせないに決まってんでしょもーヤダな憂太。大丈夫だって、豚野郎には下るべき制裁を下しておくから」
えっちょっと???
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チョコ - デンジャラスステーキ食べてみたいかも、、、! (11月30日 16時) (レス) @page37 id: 98d136c84d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - デンジャラスステーキ 作者さんおにぎり語かんがえるのうまいですよね? (10月19日 20時) (レス) @page37 id: 1f0aa0eace (このIDを非表示/違反報告)
生粋のまよらー(プロフ) - 更新待ってます…!!!まじでこの作品大好きです!!! (2022年12月18日 11時) (レス) @page37 id: 5775e80e82 (このIDを非表示/違反報告)
アワアワ - 棘の「デンジャラスステーキ」の所で吹き出しましたw最高に面白かったです!!更新頑張ってください! (2022年9月17日 9時) (レス) @page37 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - 更新頑張ってください!!楽しみにしています! (2022年8月21日 21時) (レス) id: f72f202f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしふる。 | 作成日時:2021年4月17日 18時