セクハラ防止法１７ ページ18
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「‥‥あれ？白崎さん、体もう大丈夫なわけ？」
自分のデスクで書類を作成していると、後ろからそんな言葉を掛けられて驚いて振り返った。
案の定、五条先生だ。
『ご、五条先生こそ、これから任務では』
「まぁそうなんだけどね。ついでに白崎さんに会いに行こうと思ったんだけど、保健室に居なかったから」
『そうですか。えぇ、体も良くなったんで仕事再開してます。あ、五条先生も後で報告書提出して下さいよ』
「はーい」
彼はふらりとこちらへやって来て、隣の事務員のデスクの椅子に背もたれを前にして座った。
そのままじっと見つめてくるので、どうにも居心地が悪い。
「あんまり無理しないでね」
『は、はい』
「まあ白崎さんは一般事務員なわけだし、これからもしょっちゅうこんなことあると思うけど。気にしないで」
『‥‥‥はい』
「ねぇ、白崎さん」
『はい＿＿＿』
「何でこっち見ないの？」
どくん、と心臓が音をたてた気がした。手汗が滲む。私はそろそろと書類から目を離して、恐る恐る五条先生を見上げた。
いやだって！！思い出したけど、私五条先生にずっと抱き締められてたような‥‥！？記憶なんて消してしまいたかった。
それに、こ、こくはくの件も‥‥何と言うかあまり実感がなくて‥‥。
「‥‥あ、分かった。僕が抱き締めたから照れてんでしょ」
『て、てれ、』
「えー違う？あ、それとも僕が白崎さんを好きってこととか？」
『‥‥‥‥』
「‥‥黙んないでよ」
こっ、この人、どこまでもお見通しだ‥‥！！私はほとほとため息をついた。もう駄目だ、一般人が最強に勝てる訳が無いじゃないか。
ずっと、昨日から考えていたこと。言ってみることにした。
『‥‥‥五条先生は、』
「ん？」
こてん、と首をかしげて私をじっと見つめる仕草。顔が整ってるせいか思わずドキリとしてしまう。
恐る恐る、口を開いた。
『五条先生は‥‥‥私の気持ちを、聞きませんよね』
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１ - ドキドキする展開でしたー👍 ありがとうございますー🤗 (10月29日 9時) (
レス) @page48 id: 053afa639a (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - さーぴーなさーぴーさん» ありがとうございます‥‥ティッシュをどうぞ‥‥。就職先〜の方でもコメントして下さった方ですよね！？こちらも読んで下さったんですか、めちゃくちゃ嬉しいです〜！！神‥‥！？マジですか、ほんとですか。() (2022年1月7日 7時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)
さーぴーなさーぴー - この物語……私、読みながら泣いてしまいました（本当です）もう、あなたさまはなんなんですか、、神ですか、神ですね、、 (2022年1月6日 9時) (レス) @page48 id: ffe19b4490 (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - ドルフィンさん» 随分前にコメント下さっていたのに気付かず本当にすみませんでした。そう言って頂けると書いた甲斐があります！！名前‥‥たしかにずっと名字呼びでしたよね、配慮が足りず本当に申し訳ないです。次の作品から検討しますね。 (2022年1月4日 13時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)
ドルフィン - とても面白かったんですが、名前で呼ばれないのが寂しかったです。 (2021年6月1日 14時) (レス) id: cdcab13517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしふる。
| 作成日時：2021年3月25日 18時
