わたしの兄はひとごろしです。【呪術廻戦】

・ ページ3

.





「おにいちゃんがおにさんで、Aがかくれるね」

「分かった分かった。じゃあ三十秒数えるよ」







おにいちゃんとこうえんでかくれんぼするの、すき！

おにいちゃんは木のかげで30びょう数えてるから、Aはどこにかくれようかなってまわりを見てみることにした。

このこうえん、いつもだれも来ないからAとおにいちゃんのかしきりみたい。どこにかくれよう！








「28、29、30。よし、おにいちゃん今からAのこと探すよ」








ここかな？っていいながら、おにいちゃんが近くの木のかげを見てまわってる。うふふ、おにいちゃんまだまだね。

A、そこじゃないもーん。









「じゃあ、秘密基地の中かな？」









ひみつきちって言うのは、こうえんのまん中にある、人が三人入れるくらいのやねがついたゆうぐのことね。

でもざんねん！









「んー‥‥‥‥A、この公園には居ないのかな。違う場所探そうかな」









えっ！そんな、Aこのこうえんにいるのに！

見るとおにいちゃんはもう、こうえんの出口にむかってる。

ちょっとまってよ！っていいながら、かくれてたばしょからA、とび出しちゃった。









「みーつけた、A」

「あっ！おにいちゃん、Aのことだました！」

「あはは、ごめんごめん。ちょっと大人げなかったかな」









むう、ってAがほっぺふくらませたから、おにいちゃんがAのこと笑いながらおんぶした。

Aのこと見つけられなかったから、だって。それならいいかも。









「あのね、Aね、こうえんの さくのしげみのところにかくれてたの！」

「そんなところに？凄いなぁ、Aは。通りで見つけられないわけだ」









これって、じっしつ、Aのかちってことじゃない？

その後、いっぱいあそんでつかれたから、おにいちゃんにソーダのアイス買ってもらっちゃった。


おにいちゃんがチョコアイスで、Aがソーダあじ。むかしからきまってるの！

・→←You can’t turn back time.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す