誰かこの人に休みを与えて下さい。【呪術廻戦／逆ハー】

05. 私だと知ったらどう思うか。 ページ5

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「おっ七海じゃん。いやー今日も輝いてるね！ダンディーっぷり増してるよ七海！なんかちょっと老けた？」

「支離滅裂過ぎますよAさん。あと２日そこらで人は老けません」

「七海って胸派？尻派？」

「Aさん最後に寝たのはいつですか」

「３日前！」







ただいま三徹目、脳内アドレナリンがドバドバで妙にハイテンションのAが七海にうざ絡みをするという地獄絵図。

五条だったらひっぱたいているところだが、Aなので。七海は愛する女性をひっぱたく程のヤバい神経は持ち合わせて居なかった。良かった。








「今すぐ寝て下さいAさん。もう帰ったらどうですか。タクシー呼びますから」

「ねぇ知ってるー？人が寝ないでいられた日数の世界記録は11日間らしいよ。という訳でまだいける」

「もう３割まできてるじゃないですかアナタ死にますよ」

「私、死なないので」

「大門未◯子風に言っても無駄ですからね」







本当にこちとらアナタのことが心配なんだ、と七海はため息をついた。

Aは高専時代からそうだった。







「ねー七海って結婚願望とか無いの？」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥、無いですいきなり何ですか」

「嘘やんめっちゃ間空くじゃん。え、誰と？まさか硝子？」

「違います」

「えー、そーなのー」







なんだと勝手にがっかりするAに、本当に分かってないなこの人と七海は呆れすら心に浮かぶ。








「‥‥‥Aさんはどうなんですか」

「実質１日働いてる私に？恋愛して？家庭を育んで愛も育む時間が私に？あると？？」

「すみませんでした」







今のAの状態を見て、確かに。と思ってしまった。









「んーでも出会いは欲しいかなー。なんかそこら辺に良い男居ないかな」

「‥‥‥一人、紹介しましょうか」

「えっどんな人！？」

「パンが好きで、物静かで、収入もそこそこあって、‥‥アナタを大切に思っている人です」

「何その優良物件‥‥紹介しろよ絶対‥‥」

「ええ。絶対」

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