誰かこの人に休みを与えて下さい。【呪術廻戦／逆ハー】

01. 貴様の顔面でダーツする。 ページ1

.





「Aさん‥‥！どうしましょうこれ明日提出ですよ！？間に合わないんですが‥‥！！」

「落ち着け伊地知。こういうのはね、焦っても意味無いんだよ。無理なものは無理。諦めろ」

「先輩！！？？」






ただ今の時刻、九時半。

高専の自分のデスクに向かってひたすらパソコンを打ち続ける白木Aと伊地知の姿があった。因みにもうとっくに定時は過ぎている。定時？なにそれ美味しいのレベル。

上層部から「明日までに仕上げてほしい」とパソコンに送られてきた、書類のリストアップ。いや無理だろ普通に考えて、とAはキーボードを凄まじい速さで叩きながら思った。

徹夜はもう既に免れないけど、それでも終わらねーぞこれ。







「伊地知。一段落したら五条悟の顔写真でダーツしない？因みに眼球部分に当てられた方が勝ちね」

「Aさん落ち着いて！！殺気しまって！！」

「だって五条が無茶振りしてきた案件終わらせてたから今こんな時間になってんじゃん。むりむり五条顔面ダーツしなきゃやってらんない」

「ご、五条顔面ダーツ！！？？」







これがね、一度手を伸ばしてしまったらもう止まらないんだよね。やめられない止まらない。






「くっっそぉぉぉ今頃私は家に帰って特番の高田ちゃんスペシャルをビール片手に見ていたはずなのに‥‥‥何でこんなことに‥‥神は死んだ‥‥‥」

「高田ちゃん‥‥‥あぁ、Aさんが今ハマってるアイドルですか」

「そうそう。京都行った時に東堂くんに布教されて性癖にドストライクしちゃったよね高田ちゃん。いやーん高田ちゃん抱いてぇ」

「‥‥‥(やべぇこの人)」






※彼女は疲れています。



その瞬間、間が悪いというかなんと言うかまさかの「お疲れサマンサ〜！元気にしてるー？」とノリノリの五条悟が部屋に入ってきた。

Aの怒りの矛先や、如何に。







「五条ッッッッてめぇいい加減にしろやなんやあの雑用の量はッッッ私は働くロボットじゃねーぞ！！！ちゃんと食べ物食べるし排便もするし限界もあるんだよ！！」

「Aさん他に仕事してる方も居る中で排便はちょっと‥‥」

「えーーいーじゃんA。僕達の仲だし。大体お前なんだからぱぱっと終わらせられるでしょ？」

「リアル五条顔面ダーツしてやろうか？？」

02. ちょっと五条さん可哀想。→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す