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心配 ページ29

彩side

「彩、ごめんね!」

私がずっとやきもきしてレッドと待っていると雅が飛び出してきた。

「雅!」

私は雅を抱きしめる。

「心配かけちゃったね。本当にごめんなさい。」

「いいよ。無事だったからね。みんなもありがとう。」

怪我しなくて良かった。

するとパトカーがやってきて次々とガラの悪い男を乗せていった。

「睦月、いいの?警察呼んじゃって。」

「私じゃないよ?」

え、じゃあ誰が?

「私だよ。」

よく通る声が後ろから聞こえる。

「と、父様!」

「母様まで!」

2人の後ろから皐月が申し訳なさそうな顔をして出てくる。

「ごめん。バレちゃった。」

「いや、もうミッションは終わった。良くやってくれたよ。」

「さあ、そろそろ話そうか?」

うう、父様が怖い!

「すいませんでした!元はといえば私が言いだしたのがきっかけです。責任は私にあります!」

「違います!私が睦月を手助けしたんです。私がやらなければこんな事になりませんでした!」

睦月と皐月が私達をかばおうとしてくれる。

でも、私も悪い。

睦月と皐月だけに罪をかぶせるわけにはいかない。

「私が悪いんです、父様。私が賛成しなければ2人も行動を起こしませんでした。」

「違うよ!」

急に雅が叫ぶ。

「全部、私の責任。そもそも私が誘拐されなければこんな事にはならなかった。」

それこそ違うよ。

雅は誘拐された側。

何も悪くなんかない!

「私達が聞きたいのはそういう事じゃないのよ。」

母様が優しく、でも力強く言う。

「危険なことに手を出した事を怒っているの。」

「そうだ。心配したんだぞ。」

「「「「ごめんなさい!」」」」

全員同じタイミングで謝る。

ついみんなで笑っちゃった。

父様も、母様も。

「では私から。」

そう言って父様が若武達の前に進み出る。

「危険なことに合わせてしまい、申し訳ありませんでした。」

もちろん全員ビックリした。

立派な大人に謝られていたからね。

「それとこんな事になってしまったんだ。世間の発表は明日という事にしたけれど構わないね?」

え、急に!

「わかりました。」

「じゃあ帰ろうか。今日は疲れたよ。」

父様に続いてみんながリムジンに乗る。

私は乗る前にみんなの所に行く。

「ごめん!明日には私の事とか色々わかると思う。またね!」

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綾波美舞(プロフ) - 凄い面白いです!ホワイトノートさん、できれば、私の小説読んでください。アドバイスお願いします!! (2018年7月28日 14時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - すいません、決まってません。私が暇な時に更新しているので、これからも不定期になると思います。 (2018年6月19日 11時) (レス) id: 8c0fe5dcdb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新日って決まっていますか?決まっていたら、教えてください! (2018年6月18日 6時) (レス) id: 3c26def456 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 2回も褒めて下さりありがとうございます!頑張ります! (2018年5月30日 19時) (レス) id: 8c0fe5dcdb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白かったです!!更新頑張ってください! (2018年5月30日 18時) (レス) id: 3c26def456 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトノート | 作成日時:2018年5月13日 12時

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