博打に出る ページ28
雅side
外が急に騒がしくなったかと思うと私を誘拐した奴が入ってきた。
そのまま私の腕を掴もうとする。
「ちょ、やめて！」
私だって意思があるから抵抗する。
「早く来い！さもないと・・・。」
そう言って私にナイフを突きつけた。
やば！
何とかして落ち着かせないと！
「あ、あなたの正体、知ってるよ！」
ああ、言っちゃった。
男が一瞬動きを止める。
しょうがない。
証拠とかないけど一か八かやってみよう。
「あなた、13年前に永情総合病院にいた人でしょ？」
永情総合病院は私と彩、そして睦月と皐月が産まれた場所。
もうこの問題は解決したはずなんだけど。
「そして彩と皐月が入れ替わった可能性を知る人。つまり新生児室にいた看護師。」
男はこれといって何も変化が無いから何をどう考えているかよくわからない。
「・・・証拠は？」
「証拠はない。今はね。それに動機の方ならいくつか考えられるよ。一番可能性があるのは金銭目的。」
男の目が少しだけ、ほんの少しだけ変わった。
多分これだ。
「あなたがあの時にいた看護士だとしたら彩が和歌月財閥の者だってわかってたよね？だから彩の事を誘拐して財閥を脅そうとした。でも間違えて私を誘拐した。でもお金が手に入るのなら何でもいいと思って特に気にしなかったでしょ？」
男は明らかに動揺している。
今だ！
「だから、ちょっと失礼！」
私は思いっきり喉を蹴飛ばす！
ついでに首筋にも！
男は唸り声をあげて何とか倒れてくれた。
良かった、上手くいって！
さすがに怖かった！
私が思わず座り込んだ途端にドアが勢い良く開いた。
「雅！」
「・・・睦月？」
睦月だ！
私は思わず睦月に抱きつく。
いつもはこんな事しないけど、たまにはいいよね？
私は睦月に顔をうずめる。
「怖かった。ものすごく。」
「うん。ごめんね。」
「大丈夫。でも、もうこんな思いしたくないから。」
「わかった。約束する。」
・・・忘れたら、許さないから。
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綾波美舞(プロフ) - 凄い面白いです！ホワイトノートさん、できれば、私の小説読んでください。アドバイスお願いします！！ (2018年7月28日 14時) (
レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - すいません、決まってません。私が暇な時に更新しているので、これからも不定期になると思います。 (2018年6月19日 11時) (レス) id: 8c0fe5dcdb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新日って決まっていますか?決まっていたら､教えてください! (2018年6月18日 6時) (レス) id: 3c26def456 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 2回も褒めて下さりありがとうございます！頑張ります！ (2018年5月30日 19時) (レス) id: 8c0fe5dcdb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白かったです!!更新頑張ってください! (2018年5月30日 18時) (レス) id: 3c26def456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホワイトノート | 作成日時：2018年5月13日 12時
