早退 ページ21
アーヤside
レッドに乗っていたら時間を忘れていた。
少し遅めの朝ご飯を食べてリムジンに乗る。
そういえば雅はまだ帰ってきてないな。
浜田の方が家から遠いらしいから私が出発してからでも充分間に合うらしいけどね。
皐月にドアを開けてもらって中に入る。
「あ、そうだ!皐月、一緒に言い訳考えて!」
「え、何の話?」
私はKZのこと、皐月に違和感を感じてること、とっさに自分で皐月に聞くと言ったことを話した。
「なるほどね。じゃあ1時限目が終わったら廊下に出るよ。それまでにいろいろ考えておくからその時に質問して。」
「でも皐月にだけに考えさせるのは悪いよ・・・。」
「でも聞くタイミングが無かったのにいろいろ知ってたらおかしいよ。」
それもそうかぁ。
「じゃあお願い。ごめんね。」
学校に着いてからは私が少し早く教室に入った。
私が来てもみんなが話を続けている。
でも皐月が入ってきたら教室の空気が一変。
やっぱり人気者は違うね。
私はと言うと昨日、秋葉さんに教えてもらった所の復習。
秋葉さんって教え方がうまくて。
自分でもレベルが上がってるのがわかる。
この調子で秀明のテストも良い成績がとれるといいな。
その時、突然放送が入った。
『1年A組、清水皐月さん、立花彩さん。校内にいるのでしたら至急、職員室に来てください。」
え、何いきなり!
とにかく行かなくちゃ。
教室を出るとすぐに皐月も追いついてくる。
「彩、心当たりある?」
「無いよ。皐月は?」
皐月はわからないという風に首を振る。
職員室に着くと校長先生が出てきた。
「和歌月さん、清水さん。すぐに家に帰ってください。お迎えも既にいつもの場所に待機してるそうです。」
あ、先生たちは私が和歌月家の者だって知ってるんだっけ。
ってそういうことじゃなくて!
「どうしてです!?何か非常事態でも!?」
「言えません。さあ、早く!」
私と皐月は訳も分からず帰る支度をして学校を後にした。
急いでリムジンに乗る。
一体何があったの?
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綾波美舞(プロフ) - 凄い面白いです!ホワイトノートさん、できれば、私の小説読んでください。アドバイスお願いします!! (2018年7月28日 14時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - すいません、決まってません。私が暇な時に更新しているので、これからも不定期になると思います。 (2018年6月19日 11時) (レス) id: 8c0fe5dcdb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新日って決まっていますか?決まっていたら、教えてください! (2018年6月18日 6時) (レス) id: 3c26def456 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 2回も褒めて下さりありがとうございます!頑張ります! (2018年5月30日 19時) (レス) id: 8c0fe5dcdb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白かったです!!更新頑張ってください! (2018年5月30日 18時) (レス) id: 3c26def456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホワイトノート | 作成日時:2018年5月13日 12時