アーヤは双子で財閥のご令嬢！？

交換 ページ16

アーヤside

そして月曜日。

昨日はとっても絶好調だった。

秀明での数学の小テストで秋葉さんに教えてもらった問題と同じようなものが出題されたんだ。

もちろん解けた。

その場で採点してもらったら高得点で褒められちゃった。

これがクラス分けに反映されたら嬉しいんだけどな。

それから休み時間に若武達にも会ってね。

雅の事は誤魔化しておいた。

ちょっと胸が痛んだけどその内話すからいいよね。

その時にスマホの連絡先も交換できた。

翼とは学校で交換するつもり。

「おはよう、アーヤ。」

「あ、翼！おはよう。」

びっくりしたー。

噂をすれば影ってまさにこの事だね。

「私、やっとスマホ買ってもらえたんだ。連絡先を交換してもらっていい？」

「もちろん。」

無事に交換出来たから一旦文芸部室に行くと言ってその場を離れた。

一緒に教室なんて入ったら目立っちゃうよ。

文芸部室の前に行ってすぐに引き返す。

教室に入ると何故かいつもない所に机があった。

誰かが移動させたのかな？

そう思ったんだけどいつもある所にすべての机が置いてある。

不思議に思いながら自分の机に座った途端に気づいた。

今日は皐月が転校してくるんだった・・・。

私はそこまでしなくていいって言ったんだけど雅の行っている学校に睦月も行っているらしいし・・・。

それに皐月も行きたいって言ってるからこれはこれで良いよね。

「はい、HRを始めます。座って！」

先生が入ってきてみんなが慌てて席に座る。

「では季節はずれかもしれませんが転校生がいるので紹介します。」

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