アーヤは双子で財閥のご令嬢！？

習い事 ページ15

アーヤside

次の日は土曜日。

昨日の夕食の時にサックスと乗馬を習いたいって言ったら快く了解してくれた。

ちなみに雅はクラリネットと空手、ダンスをやってるんだって。

ただ高校生になったらお茶や琴、武道とかも習わなきゃいけないみたい。

それで今日は午前にサックス、午後に乗馬を教わるんだ！

一応家庭教師なんだって。

ここには防音室もちょっとした競馬場もあるらしい・・・。

まずはサックスを朝の9時から2時間やるんだよ。

あ、もう行かなくちゃ！









「初めまして。本日からサックスの教師となる荒尾(あらお)です。では早速始めましょう。」

渡されたのはよく見かけるタイプのサックスだった。

「それはアルトサックスと言ってとてもメジャーなものです。これに慣れてきたら違う種類のサックスもやってみましょう。では持ち方から・・・」









それから2時間ほどサックスの練習をした。

筋がいいって言われてとっても嬉しかったな。

それに音もちゃんと出たんだよ！

とっても楽しかった。

次は乗馬。うまくいけばいいんだけど・・・。

頑張ろう！









「やあ、こんにちは。今日から乗馬について教える宮本(みやもと)です。よろしくね。それでこの子がジニアスレッド。サラブレッドの牡馬だよ。サラブレッドっていうのは馬の品種。牡馬っていうのはオスって意味。」

「お、お願いします。」

つい緊張しちゃった。

「大丈夫。じゃあまずはジニアスレッドに挨拶しようか。僕はレッドって呼んでるけどね。レッドは人懐っこい性格だからすぐに仲良くなれるよ。」

そ、そうかな？

「まずは撫でてみて。うなじのところとか喜ぶから。あ、後ろに行ったら蹴られちゃうから行かないで。」

撫でてみるととてもかわいらしいしぐさをした。

「とってもかわいいですね！」

「でしょ？じゃあ次は少し馬具の説明をしてそれから乗ってみようか。」









「ありがとうございました。とても楽しかったです。」

レッドにも乗れたし、筋がいいとも言われたし。

「こちらこそ。また次回にね。」

宮本さんを見送ってすぐに雅が来た。

レッドの事を興味深々に見ていて。

すぐに懐いたから安心。

私は秋葉さんに勉強を教えてもらおうかな。

交換→←秋葉さん

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