僕を好きだと言う泣き虫 sh7

浮気性やからな (9) ページ39

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9「A！」

『ギータさん、日本一、おめでとうございます』

9「ありがとう！」





福岡へと帰ってきてから、一番初めに会ったのはギータさんだった。祝勝会第２弾というところだろうか。





『かっこよかったです、』

9「ほんま？嬉しい！」

「A、拓也拓也言ってなかった？」

『へへ、みんな好きなんです』

9「まあ、ええけど、晃の次は俺見とけな」

『もちろんです、』

「A、巨はいいの、」

『ふふ、もちろん好きだよ、』

9「A浮気性やからな、ウカウカしとるとすぐ目移りするけ」

『む、なんかそれギータさん失礼、』

9「ふは、ごめんごめん、」





大好きやから許して！と大きく笑うギータさんはなんやかんや毎日幸せそうで羨ましくなる。ギータさんと結婚できた奥さん幸せだろうな。





『ギータさん、』

9「んー？」

『あたしも大好きです、』

9「！！！」

『だから、いつまでも見捨てないでくださいね』

9「やば…嬉しい、泣きそうなんやけど」

「なんで、」





はあ、とため息をついた晃は横目で一瞬睨んできたけど、目があった途端に笑うもんだからきゅんとしてしまった。





『今年も感動をありがとうございました、』

「こちらこそ、ありがとうございました」

『ギータさんは侍ジャパン頑張ってくださいね』

9「おん！頑張る！」

「俺はゴルフ行く、」

『ふふ、うん、わかったよ』

9「Aほったらかしやん、」

『いいんです、今しかできないことだから』

9「ほんま晃は幸せもんやなー」

『とりあえず、飲みましょう！』

「うん、そうだね、」





(改めて日本一おめでとうございます！)

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