帰りたいんじゃなくて行き来したい【文スト】【ツイステ】 (ページ10)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:128 hit

Prologue9 ページ10

其の後も色々あってデュースって子と仲良くなって、シャンデリア割って退学させられそうになって鉱山行って色々あって魔法石手に入れて大学免除されてきた。ホント疲れた。今こそ燁子さんをハグして癒しが欲しい。ホント。

そして何や感やありまして学園に通う許可まで頂きました。マァ条件があるわけで。

ク「貴方は魔法が使えない。魔法士としては論外です。満足に授業を受けることすら出来ないでしょう。そこで＿＿グリムくん。君は今日、魔法士として十分な才能を持っていることを私に証明しました。よって、ユウくんと２人で１人の生徒として、ナイトレイブンカレッジの在籍を認めます。」

元の世界に帰る方法を更に見つけやすい環境に置いてくれるのだ。此のお騒がせな猫さんを側に置くのは認めよう。面白いし。唯、僕の頭脳に釣り合うような行動を期待しても良いのだろうか。

グ「ふな゛っ！オ……オレ様も、この学園に通えるのか……？雑用係じゃなく、生徒として？」
ク「はい。＿＿ただし！昨日のような騒ぎは二度と起こさないように！いいですね？」
グ「ふな……ふなぁ………ユウア、オレ様………」
裕「おや？嬉しいなら笑う！泣かない泣かない。」ﾖｼﾖｼ
グ「ふなぁ～～～！！やったんだゾ！！」
ク「それでは、ナイトレイブンカレッジの生徒の証である魔法石をグリムくんに授けましょう。」
グ「ほわっ！魔法石！？」
ク「本来生徒は魔法石がついた“マジカルペン”を使うのが決まりですがその肉球では上手く握れないでしょう？特別カスタムです。ああ……なんと細やかな気遣い！私、優しすぎませんか？」
グ「やったんだゾ！！かっけーんだゾ！オレ様だけの魔法石の首輪なんだゾ～～♪」
ク「全然話聞いてませんね……ユウアくん。ご覧の通りグリムくんはまだ人間社会に不慣れです。君がしっかり手網を握って、騒ぎを起こさないよう監督するように！」

魔法石を貰って嬉しそうなグリム。可愛い。監督生の称号貰っちゃったけど面倒なのは嫌だなぁ。グリムの問題行動にずっと付き合っていたら体力の全てを1日で持っていかれる気しかしない。(否、そもそも問題行動を起こしてはいけないのだが。)ゴーストカメラも貰って日頃の生徒の行いを撮影しろだなんて。面倒事を押し付けられる此方の身にもなって頂きたい。マァ、楽しそうだし良いけれど。

前代未聞。異例の。魔力も何も持たない。一応平凡な監督生の誕生だった。