Prologue6 ページ7
グ「何なんだゾ。オマエ急に笑い出して。怖いんだぞ。」
裕「否、何でもないよ。鴉さん。」
ク「......私の事ですか....何でしょう?」
鴉さんは不満そうに返事をする。僕が付けたアダ名なんだからもっと嬉しそうにして欲しいな。一寸傷つく。
裕「グリム学校に通いたがってるんですよ。其処で!僕と此の寮に置いておくのは如何でしょう?僕には猛獣使いの才能があるんでしょう?
僕は学校なんて通わなくても良いのでグリムの監視をしておきますよ。」
ク「分かりました。」
グ「ッ!!本当か?!」
ク「然し、闇の鏡に選ばれなかった……しかもモンスターの入学を許可するわけにはいきません。ユウアさんについても、元の世界へ戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない。」
グ「なんだぁ……ぬか喜びだゾ…」
裕「おや?意外と難しい言葉知ってるんだねぇ。」
グ「俺様は天才だからなんだゾ!!」
ク「話は最後まで聞きなさい。ユウアさんの魂を呼び寄せてしまったことに関しては闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある。とりあえず当面の宿についてはここを無料でご提供します。ですが、衣食については自分で支払っていただかねばなりません。」
裕「面倒じゃ無ければ何でもしますよ。面倒じゃなきゃ。ね。」
グ「2回言ったんだゾ......。」
ク「難しい事を言いますね。ユウアさんは見たところ掃除の腕はなかなかのようですしひとまず2人1組で『雑用係』はいかがです?
そうすれば特別に学内に滞在することを許可してさしあげます。元の世界に帰るための情報集めや学習のために図書館の利用も許可しましょう。私、優しいので。ただし仕事が終わってから、ですよ。」
自分で変える方法を見つけろと言うことか。鴉さん絶対自分で探す気無いじゃないか。本当、人任せな人だなぁ。
裕「少し面倒ですけど良いですよ。」
ク「よろしい。では2人とも。明日からナイトレイブンカレッジの雑用係として励むように!」
グ「ふな"ぁ〜」
裕「ふあぁ、了〜解。」
鴉さんは掃除をさせるのが好きなのか?僕達もいいように使われてるなぁ。うーん眠い。今日はもう寝よう。
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2024年2月25日 22時