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Prologue4 ページ5

ク「やはりない。貴方本当に其処から来たんですか?嘘をついているんじゃないでしょうね?」

一寸イラッと来た。

裕「僕が貴方に嘘を吐いて何になるんですか?何のメリットもないのに嘘なんて吐きません。人を疑ってる暇があるならとっとと身体と脳味噌動かせ。」
ク「は、はい。ですがこうなると貴方が何かのトラブルで異世界から召喚された可能性が出てきましたね。」
裕「でしょうね。」
ク「貴方、ここへ来るときに持っていたものなどは?身分証明になるような、魔導車免許証とか靴の片方とか……見るからに手ぶらですけど。」
裕「それなら、僕がいた箱の中に一緒に電話や衣類とか入ってたけど身分証明にはならないと思うなぁ。」
ク「困りましたねえ。魔法を使えない者をこの学園に置いておくわけにはいかない。」
裕「それってぇ。か弱ーい子供1人然も異世界から来た何も知らぬ赤子同然の子を外に放り出すんですかぁ?教師の風上にも置けない。」ニヤニヤ
ク「ですから!私にも考えがあるんですよ!!」
裕「聞くだけ聞きます。」
ク「学園内に今は使われていない建物があります。昔、寮として使われていた建物なので掃除すれば寝泊まりぐらいはできるはずです。そこであれば、しばらく宿として貸し出して差し上げましょう!その間に貴方が元いた場所に帰れる方法を探るのです。あ〜なんて優しいんでしょう、私!では善は急げです。寮へ向かいましょう。少し古いですが、趣のある建物ですよ。」

鴉について行くことにした。思っていたよりも趣があった。本当に掃除しないと寝泊まりできないくらいだ。何が私、優しいので〜。だ。糞鴉。

裕「僕、貴方を嫌いな物から除外して大嫌いな物に入れときますね。」
ク「酷い!!と、取り敢えず、ここであればとりあえず雨風は凌げるはずです。私は調べ物に戻りますので適当に過ごしていてください。学園内はウロウロしないように!では!」
裕「はーあ。先ずは掃除から始めよう。」
ポツ、ポツ、ポツ
裕「うわ。雨が降ってきたぁ。雨漏れしてるじゃん。こっから直さなきゃだ。」
?「ぎえー!急にひでえ雨だゾ。」
裕「あれれ。この声は......」
グ「ヒェ、さっきの人間なんだゾ。」
裕「厭だなぁ。そんなに怖がらないでよ。」ニコニコ
グ「あんな事されたら誰だって怖がるんだゾ!」
裕「え〜。酷いなぁ。僕は仲良くしようとしただけだよ?」
グ「ぎゃー!!こっちに来るななんだゾ!!!」
裕「猫ちゃん待って〜!」
グ「グリム様だ!!」

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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2024年2月25日 22時

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