Prologue1 ページ2
目を開けると目の前が真っ暗だった。如何しよう。何か箱の中に入れられているようだ。試しに力尽くで蓋らしいものを開けてみる。
マァ、開いたわけなのだが。
(舐めるなよ。僕の馬鹿力!!)
1人誇らしげにして辺りを覗くと喋る狸が居た。
?「その服俺様によこすんだゾ〜!」
裕「え、八駄。エッチィ〜♡」ニヤニヤ
?「フナッ!?ち、違ぇんだゾ!俺様は此の学校に入学したいだけなんだゾ!!」
裕「入学ねぇ....。」
如何やら此処は学校の様だ。然も服が変わってる。ご丁寧に元の服や剣、携帯は一緒に箱の中にあったのだが、誰が脱がせたのか物凄く気になる。分かったらしばく。
裕「君、見た感じ“狸”だけど入学出来るの?」
?「俺様は狸じゃねぇ〜!!俺様にはグリム様と言うカッケェ名前があんだゾ!!」
(狸じゃ無いなら猫かな?福沢さん喜ぶかなぁ。)
グ「その服よこせ!!さもなくば、こうなんだゾ〜!!」
裕「!!」
蒼い炎が私目掛けて飛んでくる。僕は異能力を発動させる。
異能力________道化の華
グ「フナッ?!俺様の炎が当たらないんだゾ!!」
僕は炎を避けて外に出る。出ると其処は欧米の豪邸の様な造りで道に迷ってしまうほど角がある場所だった。
(此処は慣れるには時間が掛かるかな。)
暫く走っていると図書館だろうか?本が沢山並んでいる部屋に辿り着いた。此処なら隠れられそうだ。暫く息を潜めていると亦あの猫が来る。
グ「俺様から逃げられると思うなよ〜!!」
此処から人間の匂いがするんだゾ!!なんて言って罠に掛かってくれる処が良いな。段々猫が近付いてきて、もう少しで不意打ちが出来るところまで来ていた。
グ「見つけたんだゾ!!此処か!!「バシッ」あイタ?!」
猫さんざまぁw
誰が来たのだろうと覗くと
裕「不審者?」
不「違います!!此の学園の学園長のディア・クロウリーです!!」
こんな人が学園長の学校って大丈夫なのだろうか?否、学校の長は皆んなこんなんなのだろうか。
裕「じゃあさっきの動物虐待は?」
不「違います!!愛の鞭ですってば!!」
裕「え〜。常に持ってるですか〜?不審者さん。」
不「だから違います!!と言うか寮分けされていないのは貴方だけなんですから早くついてきて下さい!!」
裕「寮分け?」
不「きっと記憶が混乱しているんですね。歩きながら説明します。」
グ「無視するんじゃねーゾ!!」
不「貴方使い魔の同伴はダメですよ!」
グ「俺様はこいつの使い魔じゃねー!」
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2024年2月25日 22時