A級3位風間隊の射手

8話 ページ9

新人入隊式


風間隊は作戦室に集合し、各自自由に過ごしていた


「もうすぐ入隊式の時間ですね。」

歌川が話し始める


『そうだね。今年も嵐山隊が担当かな？』


「そりゃそうでしょ。なんたってうちの顔ですし？」

菊地原が興味なさそうに返答する


「ああ。朝から嵐山が忙しそうにしていたな。」



『任務に加えて広報担当ですもんね。私には出来ないなー。』


「大丈夫ですよ。まゆさんには声かからないと思うので。」

ニヤリと笑いながら菊地原が言う
それにムッとしたまゆが

『ちょっと士郎、それどういう意味？』


「お前はほんっとに……」

歌川が呆れた表情で菊地原を見る


「でもまゆちゃんって、この前出水さんとポスターのモデル頼まれてませんでした？」

三上がとんでもない爆弾を落とす


「何？」

ピクリと風間が反応する


『え、歌歩ちゃん何で知ってるの！？』


「一時期話題になってましたから。美男美女カップルでポスター撮影だって。あれどうして無くなったんですか？」


『公平とはカップルじゃないから！あれは私が断固拒否したの！目立ちたくないし……(勘違いされたくなかったし……)』


「そうなんですね。でもまゆちゃんすっごく美人だから、ちょっとポスター見たかったです。」

残念そうに話す三上


『歌歩ちゃん……！ほんとに良い子！』

三上に抱きつくまゆ









「……先に出る。」

風間はいつもより１トーン低い声でそう言って出て行く


『あ……私も一緒に行きます！(ちょっと怒ってる？)』

不安そうな表情で追いかけるまゆ


「(あれ嫉妬ですね。)」
「(風間さんもまゆさんのことになると、わかりやすいよね。)」
「(興味ないけど、隊に支障きたさないでほしいね。)」

３人はこっそり話す

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