49話 ページ50
二人はレストランから出る
『隊長、ごちそうさまでした。』
「ああ。家に送る前に、少し寄りたいところがあるんだが、いいか?」
『はい、大丈夫です。』
二人は車に乗り込む
『どこ行くんですか?』
「ちょっと……な。」
『?』
風間は車を走らせる
車を走らせること30分
「ついたぞ。」
『わー!すごく綺麗です!』
三門市外の海にきていた
『どうして海なんですか?』
「ああ、前に言ったこと覚えてるか?話したいことがある、って。」
『確か、病院で………』
「そうだ。だから二人でゆっくり、静かに話せる場所に来たかった。」
『そうだったんですね……』
「あそこ、座るか。」
二人は浜辺にあるベンチへと腰掛ける
「………………」
『………………』
波の音だけが聞こえてくる
静寂を切り裂くように、風間が話し始める
『白鷺』
「はい?」
「お前が好きだ。」
一瞬、時が止まったように思えた
『……………え?』
「……大規模侵攻の時、トリオンが回復していないのにもかかわらず、気付いたら体が動いていた。お前を…………白鷺を、失いたくなかったんだ。」
『…………っ!!』
嬉しさと驚きで思わず泣いてしまい
言葉が上手く出てこない
「……そんなに嫌だったか……?」
表情はほとんど変わらないが
少し不安そうな表情にみえる
『……っ!ちがっ………違うんです!』
「!?」
呼吸を整え、風間に向き合う
『………私も、ずっと……好きでした。』
「!………」
『風間隊長に……部隊に入らないか、って誘われた時から……ずっと好きでした。私の欲しかった言葉を、くれた、あなたが………』
涙で言葉にならないまゆ
そんな姿を見て思わず
『………っ!』
風間はまゆの手を引き強く抱きしめる
「もう一度、ちゃんと言う。俺は、白鷺が好きだ。だから、これからも一緒にいて欲しい。」
『…………はい………』
辺りは静かで、波の音だけが聞こえていた
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とりあえず………
大規模侵攻まで終了しました!
頑張りました………
読んでくださったまゆさん
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作者名:KOMA | 作成日時:2021年5月1日 1時