22話 ページ23
「風間さん……オレもやります。オレがやられたせいで諏訪さんが……」
『日佐人くん……』
笹森が悔しそうに話す
「俺たちがやると言ったはずだぞ。アタッカーの連携はガンナーよりシビアだ。慣れないやつが入ると逆に戦闘力が落ちる。」
「でも……このままじゃ引き下がれないです………!!」
「じゃあ勝手に突っ込んで死ね。それでおまえの役割は終わりだ。」
「………!」
「ひっこんでなよ。弱いんだから。」
「おまえは堤さんと他のトリオン兵を追ってくれ。」
『諏訪さんは私たちに任せて!』
「……………了解………!」
悔しそうに表情を歪ませる笹森
「三上、この区画の情報を。」
「了解です。支援情報を視界に表示します。」
「敵の数が多い。さっさと片付けて次に行くぞ。」
「「「『了解!』」」」
4人は新型に襲いかかる
「掴まれるなよ!電撃にも注意しろ!」
「了解!」
「捕まりっこないですよ。こんな単純な動き。」
『ハウンド!!』
まゆが援護する
ゴバッ
新型は地面を殴りつける
粉塵に紛れ菊地原を狙う
「うわぁ………やだなぁ………」
ドゴッ
菊地原は吹っ飛ばされる
「はいはい。こっちこっち。」
その間にカメレオンで風間と歌川が攻める
が、一撃では決めることができない
「もー何やってんですか……一撃で決めてくださいよ。せっかくぼくがおとり役になったのに……」
「隠密攻撃に反応されたか。」
「こいつも耳がレーダーっぽいですね。目よりは鈍いみたいですが。」
「菊地原、装甲が厚いのはどのあたりだ?」
「特に厚いのは両腕。あとは頭蓋と背中。これ削り切るのしんどいですよ。」
「薄い所から解体していけばいい。」
『そうですね。援護します。』
「頼む。まず耳、足。それから腹だ。」
4人は再び新型へと向かう
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作者名:KOMA | 作成日時:2021年5月1日 1時