検索窓
今日:22 hit、昨日:2 hit、合計:131,434 hit

14話 ページ15

風間隊が揃って作戦室へ戻ろうと
廊下を歩いて行く






「あんなのと引き分けちゃダメですよ。ぼくなら100回戦って100回勝てる。あんなパッとしないメガネ。」

菊地原がぶつぶつと文句を言い始める


『メガネ、じゃなくて三雲くん。何であんたはそんな偉そうなの……。』


「そうか?遅い弾で空間を埋めるとか、いい手だったと思うが……」

歌川が言えば


「あんなのトリオン無限ルールだからできたことでしょ。最後の大玉だって一回フルガードして、それから刺し返せばよかったんですよ。」


「そうだな。張り合ってカウンターを狙った俺の負けだ。」

フッと笑みを浮かべながら風間は言う


「もうしっかりしてくださいよ。風間さん。」


「おまえは何でそんなにえらそうなんだ…………」

歌川は呆れる


「(三雲には才能も怖さも感じなかったが……最後の一回だけは完全に読みを通された。それまでの20戦で、俺の動きが掴まれたということか…………)」


『「持たざる者が知恵と工夫でどこまでいけるか、この先が楽しみだな。」って考えてます?』


「!?」

考えていることを当てられ驚く風間


『当たりました?最後の一戦……いい読みでしたね。三雲くんといい、遊真くんといい……楽しみな後輩が増えましたね。』



「ああ。そうだな。」

目線が合い2人は微笑み合う


そこに菊地原が爆弾を落とす



「まゆさんも近界民と親しそうにしてるし。「可愛い」とか言われて照れてましたもんね。」


『え!?何で知って………………サイドエフェクトね……。』


「嫌でも聞こえたんですよ。」


『照れてない!いきなりだったから驚いただけよ!』


「どうなんだか。」


菊地原とまゆが言い合いを始める


すると風間が声をかける


「廊下でけんかするな。迷惑になる。俺は飲み物を買ってから行く。先に行ってくれ。」


風間は作戦室ではなく、自動販売機の方へ足を進める


「あーあ、まゆさんのせいで風間さん怒ってるよ。まゆさんも風間さんと一緒にジュース買ってきてよ。」


『何で私のせい!?ってか先輩をパシるわけ!?』


「まぁまぁ……俺と菊地原は先に戻ってますので、風間さんをお願いします。」


2人は作戦室へ向かっていく

15話→←13話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
188人がお気に入り
設定タグ:ワールドトリガー , 風間蒼也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:KOMA | 作成日時:2021年5月1日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。