12話 ページ13
【模擬戦開始】
「!消えた!」
空閑が驚く
『風間隊長、いきなりカメレオン使うなんて…』
風間はダウンを奪う
「姿を消すトリガーか……!ボーダーにはおもしろいトリガーがあるなー。」
『あれはカメレオンといって、トリオンを消費して風景に溶け込む隠密トリガーなの。うちのチームは私以外全員使ってるよ。』
『ふーむ……おれならどう戦うかな……』
その間も風間はダウンを奪っていく
見かねた木虎が
「烏丸先輩、まゆさん、もうやめさせてください。見るに耐えません。」
「なんだ、修の心配か?」
『木虎ちゃん優しいね。』
「なっ……ちがいます!」
「オサムだって別に今すぐ勝てるとは思ってないだろ。先のことを考えて経験を積んでんだよ。」
空閑が言う
「勝つつもりでやらなきゃ、勝つための経験は積めないわ。」
『木虎ちゃん良いこと言うね』
「いえ!それほどでも………」
まゆに褒められ照れる木虎
「しかしまぁ、いつ終わるかは始めた2人次第だからなぁ。」
「お、終わったっぽいよ。」
訓練室内ではまだ何か話をしている2人
『(?風間隊長こっちを見て何か話してる。)』
「あれ?まだやるみたいだぞ?」
「なんで……!?もう充分負けたでしょ……!?」
「さぁ………なんかしゃべってたっぽいけどな。」
真っ直ぐ見据えてまゆが言う
『あのメガネの子……なんだか雰囲気が変わった気がする。』
【ラスト一戦 開始!】
三雲は弾丸で訓練を埋めつくす作戦にでる
「風間さんは透明のままじゃ弾丸を防御できない。考えたな修。」
『でも、カメレオンなしでも風間隊長は強い。』
カメレオンを解く風間
弾丸を切り裂き三雲へと向かっていく
「(来た!この一撃が勝負だ……!!)」
「スラスターON!!」
三雲はレイガストを構え風間に向かっていく
風間は壁際まで押し込まれる
「アステロイド」
レイガストで閉じ込めた風間に対し
ゼロ距離射撃にうってでる
ドンッ
大きな音が鳴り響き
辺りは煙で包まれた
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作者名:KOMA | 作成日時:2021年5月1日 1時