【カゲプロ】どうやら私はカノに狙われているようで…【カノ】 (ページ11)

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タイトル10(過去編)←長ぇよ(( ページ11

キィ…

ブランコが軋む音がする。

どうしよう。もう夕方だ。このまま野宿はイヤだなぁ…

あ「はぁ…。」

まだ、赤いままだと思う。目の奥が熱いから。

あ「ッ………」

あぁヤダな…何で涙が出てくるんだろう。

会いたいよ…

あ「(人1)……」

辺りは暗くなり始め、空は紫色に。

あ「ふぇっ……どうしよう…ッ」

このままじゃ本当に野宿…暑い夏だけどさすがに夜は寒い。

薄着のままで家を出てきてしまったから今でも寒い。

あ「誰か………」

助けてよ…！

―――――そんな時、あなたに出会ったんだ。

？「おやおや。お困りですか？」

……？誰だよ、おい←

あ「誰…？」

？「あぁ…すいません。自己紹介が遅れました。

僕はカノ。君の名前は？」

あ「月影A……です」

カ「Aちゃんね。どうしてこんな時間に

ここにいるの？子供はもう帰る時間だよ～？」

敬語からいきなりタメ口になったカノさん。

ってか子供って…見るからにお前もだろ((

カ「いきなりだけどさ～。Aちゃんって、

『目』に違和感を感じたことない？」

あ「……何ですか、いきなり…」

何で私の『目』の事を知っているんだろうか。

カ「う～ん…僕も君と同じ…って言えばいいのかな？」

そう言ったカノさんの『目』は赤くなっていて、怪しく微笑んでいた。

あ「お、同じ…？」

カ「うん。Aってさぁ～能力……持ってるでしょ？」

あ「ッ………」

カ「お、当たりって感じかなぁ～？

たぶん困ってるでしょ？その目で。」

あ「………はい。」

カ「やっぱりねぇ～。じゃあさ、悪いようにはしないから…

メカクシ団に……入らない？」

あ「メカクシ…団？」

何その怪しすぎる団……

カ「うん。『僕達』なら君のその目…

治すって言うか…抑えることができるけど」

能力を……抑える？

怪しい、けどそれがもし本当の事なら？

普通に戻れる…！

あ「私……入ります。メカクシ団」

カ「本当！？やったね～♪

嬉しいよ～。僕、Aちゃんのこと気に入っちゃったし、ね？」

―――――それから私の『メカクシ団の団員』としての始まった。