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平穏な日常 ページ10

Aは千鶴と掃き掃除をしていた。

「あーもー無理!!終わらないし、また増えてくるし、掃いても掃いても意味ないじゃん!!千鶴ちゃんよくやるね……」

千鶴はにこっと笑ってAの愚痴を聞いていた。

「そんなことないですよ、意外と眺めていると景色がかわるんです。でも手伝ってくれてありがとうございます」

「いいよ、いいよ。今日は稽古も終わって暇だからね〜」

そんなことを話していると山崎がAを呼びに来た。

「A君、副長がお呼びだ」

「?はーい」

***

「副長、お呼びですか?」

「ああ……。千鶴とは上手くやってるか?」

そういうことかと、Aはわかった。

「言っときますが、私は別に千鶴ちゃんが誰であろうが私は雪村千鶴と親友なんです。血だろうが正体がなんだろうが構いません」

土方は珍しく笑った。

「お前ならそう言うと思った。ならこっちも言っておくが俺達はお前が幕府関係者ではなく、一人の隊士としてお前にあの事を話したんだ」

(えっ…)

Aはてっきり見てしまったからだけだと思っていた。

つまり、仲間として認めてくれた。

「はいっ!!」

嬉しかった。

***

少し庭を歩いているとある人物がいた。

「あれ?藤堂さん?」

「よお、A。最近どう、総司とかにいじめられてないか?」

「あ、はい。………あれ?顔すこし赤いですね。熱ですか?」

「い、いやいやいやいや!!べ、ばっ、何にもないよ!!」

Aは首をひねる。

(風邪かしら?)

Aさ藤堂のでこに自分のでこをくっつけた。

「!?」

「あ、少し熱いですね、微熱ですか」

「ちょっ、A!!これ本当大丈夫だから!!べ、別にお前の顔見て赤くなんてなってないかし、風邪じゃねーから!!じゃーな!!」

「え、ちょっと…」

藤堂はスタスタと行ってしまった。

(風邪薬嫌いなのかな?)

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ユズリハ(プロフ) - 秋音さん» 感激です!ありがとうございます!!(´▽`) (2014年4月29日 21時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)
秋音(プロフ) - かなり好きです。ユズリハさんの物語(>_<) (2014年4月15日 20時) (携帯から) (レス) id: 0007a19f97 (このIDを非表示/違反報告)
ユズリハ(プロフ) - 闇夜さん» はーい(。・∀・。)ノ分かりました~ (2013年9月9日 23時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 斎藤さん土方さんあたりがいいです! (2013年9月9日 18時) (レス) id: 7a9e51cd70 (このIDを非表示/違反報告)
ユズリハ(プロフ) - 歩軌さん» ありがとうございます(*´ω`*)まだまだ未熟ですが精一杯頑張ります!! (2013年9月3日 21時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズリハ | 作成日時:2013年9月2日 21時

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