秘密の出来事 ページ7
「ご馳走さま〜、千鶴ちゃん美味しかったよ」
「へぇ、Aちゃん味噌汁は?」
ギックリ。
「そうだ!!沖田さん、少しお願いが〜」
Aは話をそらした。
「話そらしたね。まあいいよ、後で聞くから。で、何?」
こそこそっと発句集を頼んでみる。
沖田は片眉をあげた。
「なんで知ってるの?」
「噂で」
沖田はニヤリと笑った。
「いいよ、ついてきなよ」
***
Aは沖田の部屋でみせてもらった。
「なんというか…捻りがないですね…これ」
Aはつい率直に言ってしまった。
すると沖田は笑いだした。
「ははは、君ハッキリ言い過ぎ」
沖田は片目を瞑り、釘を射した。
「これ内緒だからね、二人の秘密で」
Aは素直に変事をした。
「はい!!」
***
「おいA、お前沖田見なかったか?」
「沖田さんならさっき部屋に居ましたよ」
土方にAは聞かれてハッと気づいた。
「副長、もしかして探し物ですか?」
「ああ、少し…………お前まさか」
「い、いえいえ、私じゃあないです」
「お前じゃあないんだな?じゃあ誰だ!!」
土方はAを問いただした。
(しまった〜、この人勘良すぎ)
多分探し物は発句集だ。
「あ、あれれ?あんなところに沖田さんが」
「何!?」
沖田を見つけて土方は走って行った。
(恐るべし副長)
Aはしみじみ思った。
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユズリハ(プロフ) - 秋音さん» 感激です!ありがとうございます!!(´▽`) (2014年4月29日 21時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)
秋音(プロフ) - かなり好きです。ユズリハさんの物語(>_<) (2014年4月15日 20時) (携帯から) (レス) id: 0007a19f97 (このIDを非表示/違反報告)
ユズリハ(プロフ) - 闇夜さん» はーい(。・∀・。)ノ分かりました~ (2013年9月9日 23時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 斎藤さん土方さんあたりがいいです! (2013年9月9日 18時) (レス) id: 7a9e51cd70 (このIDを非表示/違反報告)
ユズリハ(プロフ) - 歩軌さん» ありがとうございます(*´ω`*)まだまだ未熟ですが精一杯頑張ります!! (2013年9月3日 21時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユズリハ | 作成日時:2013年9月2日 21時