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実力と評価 ページ4

稽古がてら腕試し。

ここでまた幹部全員と隊士達の予想外の展開となった。

「嘘、平助君に永倉さん、原田さんの三人抜き――!?」

千鶴が悲鳴にも近い声をあげた。

「どうです?なかなかでしょう。これで一番隊に入れて頂けますか、沖田さん?」

Aはニコッとまた笑う。

「凄いね〜君。予想外だよ、いいよ、その代わりへましたら…斬っちゃうよ?」

「よろしくお願いします」

隊士からはあの沖田に認められたと歓声が沸く。

ここで土方が言った。

「A、お前は千鶴同じ部屋を使え。いいな、千鶴」

「はい、勿論です」

こうすることによりAは同性の部屋を使うことができ、千鶴が一人部屋という不平がでなくなる。

一石二鳥だった。

(さすが、新選組。いろいろ見越して考えてる)

Aはつい関心してしまった。

「ではそうします」

***

その日の夜。

「ん?Aじゃねえか」

「原田さん」

原田が庭で月を眺めながら酒を飲んでいた。

「月見ですか?」

「まあな、月と桜と酒は最高だな。あとお前が女姿だったらなあ」

「まあ、一応隊士として入隊していますから。そう言えば今日の腕試し、手加減してくれましたよね?」

原田は少し驚いたようだった。

次いで、照れた。

「い、いやあれは……本気だ」

「え?」

「実はな、俺刀より長槍を使うんだ。たから手加減…してないんだ…」

「…ええ!?うそ、てっきり私」

原田は弱くもないが強くもなかった。

刀では。

「なあ、A。俺も苦手だか、あの二人から一本取ったお前の実力は確かだ。自信もてよ!でも俺は槍が専門だからな」

Aは褒められて、正直に嬉しかった。

「はい、ありがとうございます」

そうして原田はAの頭をポンと撫でて行った。

その手は暖かかった。

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ユズリハ(プロフ) - 秋音さん» 感激です!ありがとうございます!!(´▽`) (2014年4月29日 21時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)
秋音(プロフ) - かなり好きです。ユズリハさんの物語(>_<) (2014年4月15日 20時) (携帯から) (レス) id: 0007a19f97 (このIDを非表示/違反報告)
ユズリハ(プロフ) - 闇夜さん» はーい(。・∀・。)ノ分かりました~ (2013年9月9日 23時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 斎藤さん土方さんあたりがいいです! (2013年9月9日 18時) (レス) id: 7a9e51cd70 (このIDを非表示/違反報告)
ユズリハ(プロフ) - 歩軌さん» ありがとうございます(*´ω`*)まだまだ未熟ですが精一杯頑張ります!! (2013年9月3日 21時) (レス) id: ed19eaabc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズリハ | 作成日時:2013年9月2日 21時

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