薄桜鬼…貴女と新選組…

沖田さんを選んだら ページ18

庭で沖田を見つけた。

「……沖田さん」

「おはよ、Aちゃん。近頃は夏本番で暑いね〜」

「あ、あの」

「何？」

(頑張れ私、言うのよ!!)

「わ、私、沖田さんさんと…いたい…です」

恥ずかしくてしりすぼみになる

「……本当？」

「本当…です」

真顔だった沖田の顔がほころぶ。

「良かった…ありがとう」

＊＊＊

「ちょっ、沖田さん。本当にばれないんでしょうね!?」

「大丈夫大丈夫、今日はみんな飲みに行ってるから、こんな機会今日ぐらいだよ」

俗に言う駆け落ち真っ最中。

「私勝手に屯所でて沖田さんと一緒になれないなんていやですよ…」

沖田は目をぱちくりさせ、ややあっとAを抱きしめる。

「例えばれても…それはありえない。どんな状況からでも君を見つけるよA」
そして笑顔で二人は屯所をでる。

そして行き先は未来。

幸せの。

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