吸血鬼?2話 ページ5
「人間!そんなはずない!だってここには人間はいなくなったはずなのに…」
いなくなった?何言ってるんだろうこの人?分からない。でもまずは聞かなきゃ!
「吸血鬼?さん。お名前は?」
「僕は、この吸血鬼の世界の第2王子のころんだ!よろしく人間君」
「あの!僕のことは、名前で呼んでください!」
僕の言った言葉に、ころんさん?はまた驚いていた。
「えーと、るぅとだよね。これからお前は、僕の身の回りのお世話をして一緒に学校に行って、僕の執事になる!そうすれば…」
「え?嫌です」
「は?なんで?」
「だって、僕ここにいちゃいけないんですよね?なら帰ります。さようなら!」
僕は扉の方に歩きだした。
「ちょっと待った!帰り方わかるわけ?」
僕はころんさんのほうを向いた。そして考えた。
「あ…。わかんないです。そうでした。わからないんですよ。家に帰りたいです…。助けてください!ころんさん!!」
僕はころんさんにしがみついてそう言った。
「仕方ないなぁ〜。身の回りのお世話してくれるなら〜…」
「それは嫌です。絶対無理です」
「絶対…。そっかならいいや!でも僕の目の届くところにいてよね」
やっと諦めてくれたみたいだった。でもなんで目の届くところにいなくてはいけないんどろう?
「なんでですか?」
「なにが?」
「なんであなたの目の届くところにいなきゃいけないんですか?」
僕の質問にころんさんは呆れた顔をした。
「お前…」
「るぅとです!」
「はぁ。るぅとくんは人間でしょ?」
「はい!」
「つまり、僕たち吸血鬼に血を飲まれるかもしれないんだよ?だから、僕の近くにいて!そうすれば、僕が守るから!」
『俺が守るよ。るぅとくん。だから一緒に生きよう…』
「ころんさん。勝手に決めないでください。守るなんて言葉簡単に言わないで…」
僕は少し前の記憶を思い出した。とても大切な人に『俺が守るよ』と言われたこと。絶対に忘れてはいけないのに、忘れてしまいそうになる。なんで、なんで、一緒に生きるはずだったのに…。
「大丈夫?」
「はい!大丈夫です。すみません身勝手なことを言ってしまって…。それと、執事になる気はありませんが、僕学校は通いたいです!」
「わかった。じゃぁ、毎日一緒に登校しよう!今は夏休みに入ってるけど、来週からは通えるように僕がなんとかするよ!」
「あ、ありがとうございます!」
「いいよ!ただし条件付きね!」
「え?」
なんだか嫌な予感がします。
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ななジェりぃぬ推し - 自分にも犬耳か猫耳生えて欲しいなぁって思ってた時ありました!ww (2022年10月10日 0時) (レス) @page11 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
ななジェりぃぬ推し - ってね!ジェルくんの甘々イケボイスで!まぁジェルくん推しの2番ですけどw1番莉犬くん!カワボと赤髪黒メッシュ、ななるぅと色のオッドアイに惹かれました!←漢字合ってるか?まぁ良いや!他には私動物マニアで犬耳と尻尾に憧れたとか! (2022年10月10日 0時) (レス) @page11 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
ななジェりぃぬ推し - 水森千紗さんは、同性愛・性同一性障害の可能性ですか、、、性同一性障害なら莉犬くんと一緒じゃないん?羨まし!まぁ私はジェルくんと出身地同じです!お・お・さ・か!ジェルくんの早よねーやで眠くなりました!zZZ...wwすとぷりのオレンジ担当ええ声代表のジェルで〜す! (2022年10月9日 23時) (レス) @page11 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
ななジェりぃぬ推し - meiwakameronnさんと水森千紗さんめっちゃ話してるやんwwwめっちゃ仲良しやし!るぅころ最高!!すとぷりの作品マジで最高! 水森千紗さんの作品、、、、、、100点満点やぁ!凄い素敵な作品!!👏 (2022年10月9日 22時) (レス) @page8 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
水森千紗 - meiwakameronnさん» 一回考え直して!! (2021年11月28日 10時) (レス) @page31 id: 58d6b4bb04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水森 千紗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9zao/
作成日時:2021年9月10日 9時