すとぷり 小説書きました。

吸血鬼？17話 ページ28

「莉犬ってるぅとくんの初ｋ・・・」

「待ってください！名前は一緒ですけど、違います！」

僕はころちゃんの口を塞いで、耳元でそう言った。

「ええっと、俺はどうすれば良いの？」

莉犬くんが、おどおどしていた。

「後でまた話しませんか？」

言ってしまった・・・。変じゃなかったよね？

「・・・」

莉犬くんは固まっていた。

「ごめん無理だったら・・・」

「いや。そうじゃなくて、会いに行っても良いの？」

「？良いですよ！」

「！それじゃぁ。また後で！」

莉犬くんは笑顔で僕に手を振って教室に向かって行ってしまった。

そして・・・

「どうして抱きしめてるんですか？」

「だって、るぅとくんのこと取られたくないから・・・」

顔を膨らませて僕のことを抱きしめてくるころちゃんが可愛いと思ってしまう。

「馬鹿ですね。僕はころちゃんのものじゃないです！！」

「そんなの嘘なくせに・・・」

「何か言いました？」

「何にも？」

ころちゃんは僕の方をじっと見た。

「何ですか？」

「莉犬のこと好きになった？」

「何でですか？」

「だって、初恋だって・・・」

ころちゃんはそっぽを向いた。

「ころちゃん・・・」

僕はころちゃんの顔をのぞき込んだ。

「莉犬は初恋ですけど、彼は莉犬だけど、莉犬くんなんです。全く違います！」

「ほんとに？僕信じて良い？」

「はい！僕が信じれませんか？」

「そんな訳ないじゃん！」

ころちゃんは笑顔になった。

「それじゃぁ。るぅとくん！」

「ん？何？」

ちゅっ。

「へ？」

「好きだよ！」

ほっぺにキスをされた。

「ころちゃん！？」

ころちゃんは教室に帰って行った。

「なんで、学校で・・・。恥ずかしい」

顔が赤くなっているのが、自分でも分かった。

キーンコーンカーンコーン

「五分前だ！教室戻らなきゃ！」

僕は急いで教室に戻った。

「るぅちゃん遅いで！」

「ジェルくん！どうしてさっき言ってきたんですか！」

「ごめんて！でも、別に良いやん！」

「良くないんですよ！」

僕とジェルくんが言い争っていると、なーくんがにっこりこっちを見てきた。

「次って、移動教室だけど、二人とも時間ないの分かってる？」

「「はい」」

「じゃぁ。行こっか」

「「はい・・・」」

僕たちは授業を受けた。

「今日の単元は終わりだね！」

「そうやな！」

「そういえばるぅとくんは、来週にあるパーティー来るの？」

なーくんが僕に質問してきた。

「パーティーって何ですか？」

吸血鬼？18話→←そんなに重くはないけど、私の過去話します。若干ヤバイから見なくても全然オケ〜！！

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