すとぷり 小説書きました。

吸血鬼？16話 ページ25

「るぅとくん！！！さとみくんが！僕をるぅとくんに会わせてくれないんだよ！」

ころちゃんが僕の方に走ってきて抱きついてきた。

「ころん離れろ！」

さとみくんがころちゃんを僕から引き離そうとした。

僕はころちゃんの服を掴んでしまった。

「？るぅとくん」

「あっ。ごめんなさい」

僕はすぐに手を離した。

「るぅともしかして・・・」

「何ですか？」

さとみくんに手を引っ張られた。

「ころんのこと好きなの？」

「ち、違います！！！」

「え？違うの！？」

ころちゃんが驚いていた。

「いつも言ってますけど別にころちゃんのこと好きではないです！」

「そんなこと言わないでよ！僕たちは婚約者でしょ！」

「「「え？えぇーーー」」」

さとみくんとなーくんとジェルくんが大きな声を上げていた。

「皆さん間違えないでください！僕たちは婚約者じゃないです！」

みんなに大きな声で言った。

僕は怒りながら教室に向かった。

「るぅちゃん。待ってよ！」

ころちゃんの声が聞こえたけど無視をした。

「ころちゃんの馬鹿・・・」

早歩きをしていたら、誰かにぶつかった。

「ごめんなさい。怪我してないですか？」

僕とぶつかった人が手を伸ばしてきた。

「すみませ・・・え？」

「君、転校生でしょ？」

そこには会いたくて会いたくて、仕方なかった人が居た。

「莉犬・・・」

「俺のこと知ってるの？有名になっちゃった？」

どうしてここに・・・。

「大丈夫？」

「・・・はい。あの！僕と会ったことありますか？」

僕は、確信がほしかった。彼が莉犬でないという確信が・・・。

もし、莉犬だったら・・・。

「会ったことはないと思いますけど・・・」

「そう・・・ですよね。すみません急にこんなこと言ってしまって・・・」

「？いいよ！それより、友達にならない？」

急に言われて驚いてしまった。

「俺、莉犬！よろしくね！」

「僕は、るぅとです。初めまして」

「るぅとくんかぁ。いい名前だね！」

「ありがとうございます」

ほんとにそっくりだなぁ・・・。莉犬な訳ないのに・・・。

何期待してるんだろう、僕。ダメだな。

「るぅとくん！！！」

「ころちゃん！？何で走ってきてるんですか？」

「だって、るぅちゃんが機嫌悪そうだったから！」

「抱きつかないでください！ころちゃんはそれでも王子ですか！」

「王子だよ！って、誰君？」

ころちゃんが莉犬くんの方を見た。

「ころん王子。初めまして。莉犬と申します」

「莉犬？」

本編ではないです。すみません。→←アンケート出来ました！

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