笑顔のキミが好き【if･･･大神万理】2 (ページ45)

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Aが吹いた事によって千も笑う。

「ふふ、ゆきりんって呼んでもいいよ。」
「だ、誰が･･･？環くんが？万理さんが？僕が？」

壮五くんと百くんだけがパニック。

『あはは･･･っ面白･･･っも、やめて･･･』

笑いってつられる。
環くんは一人冷静にツッコんでいた。

「ははは･･･はぁ、万に会えて嬉しかったんだよね、モモ。」

「それはユキもでしょ！･･･ヤスも？」

『いや、あんまり。』
「えっ！？ひど！」

【そこは嬉しいって言えよ！】

付き合ってるのを言えないにしても！

「あはは。バンさん、今日はよろしくお願いします！MEZZO"にガンガン話ふりますから！スーツ姿のバンさんも、めちゃくちゃ格好いいです！」

「ありがとう、百くん。今夜は最後まで一緒に盛り上がろうぜ。」

『ぶふ･･･っ』

「ぎゃー！超イケメン･･･！」
「ももりん、騒ぎすぎ！！」
「か、格好いい･･･。」

「ごめん、つい･･･。ヤス、笑うなよ。恥ずかしくなってきた･･･百くんのファンコール受けてたら、昔の癖が･･･。」

『あははは！もう！メイク直してくる！』

「僕にも言ってみなよ。」

「お前を煽った事ないだろ。隣にいたんだから。」

「じゃあヤスに。」

「それこそ後ろにいたんだから正面で見ないって。千とAは大和くんと撮影も一緒だよね。あの子のことよろしくお願いします。」

「業務連絡かい。伝えとく。」

じゃあなと手を振って、他の人たちへの挨拶を済ませた。

収録中に自分のスマホがチカチカしてるのに気づく。
ラビチャだ。

A今日、夜空いてるけど、万のキリついたら食事とか行ける?

収録中のAを見る。
忙しいのも言ってるし、Aも忙しそうだし、中々タイミング合わなかったのに。

【ちょっとは気にしてるのかな。電話とラビチャだけだっていうの。】

食事に行くにしても、簡単にあちこち行ける訳じゃない。
それは時間が合わないとかではなく。

週刊誌などに撮られてしまったら、社長に言う前にバレる事になるし、Aに至っては、百くんから敬語で話されるという悲しい出来事になると言うし。

だからと言っていくら忙しくても、電話やラビチャの時間位は作りたいし、それ以上に２人でゆっくりする日が時々は欲しい。

【家に行ったり呼ぶのは、まだやめよう･･･】

待つよって宣言したし。
万いいよ。終わったら事務所来る?

そう返信して、また収録を見ていた。