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九条鷹匡の理想 2 〜千side〜 ページ10

「ヤスの腕は一流になった。隣にいる子は二流だよ。二流が傍にいるとね、スターの輝きを濁らせてしまうんだ。惜しいね、君たちはもっと輝けたのに。」

「・・・っ。・・・オレは・・・。」

「はは・・・。ゼロに挑戦する姿勢だけは、君たちを評価してあげるよ。」

九条は、自分が伝説を作ると言い出した。
一織くんとマネ子ちゃんが宣戦布告をする。

面白い。

「熱いな、彼女。」

ちょっと一織くんに言わされた感じもあるけど。

【僕らを超えるか・・・・・・】

Aは僕を見て微笑んだ。

『つむちゃんだもん。』

「ふふ、君のお気に入りな訳だね。」

Aは微笑んで頷いた。

楽屋に戻ってモモに歌う練習を促した。

発声練習の後、節を付けてリズムを取って貰うものの、歌えなかった。

「あの人、オレは二流って言ってた。ユキやヤスの傍にいるのは良くないって・・・。」

「九条の言った事は忘れろ。」

『あの人、私の事は千のスキルをあげる道具としか思ってないような人なんだよ。気にしないで。』

そうAが言っても、モモは苦しそうに悲しそうに顔を歪めた。

「でも・・・こけら落としで歌えなかったら?会場中の人が思うのかな・・・。オレじゃなかったら、Re:valeは完璧だったのにって・・・。」

「・・・モモ・・・」

「・・・なんでだろ。楽しもうとしてるのに、楽しめない・・・。いつだって、そうしてきたのに・・・。歌えなかったら・・・。オレはもう、Re:valeじゃない・・・。」

僕は何も言えなかった。

沈黙を破ったのは、Aだった。

『Re:valeだよ。歌えるよ。』

百「・・・・・・ヤス・・・でも・・・」

Aは座っているモモの頭を撫でる。

『今だけだよ。よく言うでしょ?明けない夜はないよ。最悪、こけら落としには絶対歌える。』

あまりにもハッキリ言うので、呆気にとられた。

「すごい自信だね。オレの事なのに。」

『Re:valeの事だからだよ。』

Aはそう言って、微笑んだ。

【Aも前向きだ。僕も、ここでモモにつられるわけに、いかない。僕も支えるんだ。】

モモに、Aに、たくさん助けられてきた。

2人がいなかったら僕はココにいなかった。

万に会えばスッキリする。
それが叶わなくても、支えられるように。

こけら落としも目前。

そう、決意していた。

みんなの計画 〜千side〜→←九条鷹匡の理想 〜千side〜



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ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» いえ!身内からのリクエストで既に万ルート希望の声があったので、構想はあるものの「あ、これ短い」と思ってお蔵入りの可能性はあったので、嬉しいです。ありがとうございます!頑張ります! (2019年4月18日 14時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 誤字ありました!万さんルートです。誤字失礼致しました。 (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - ミズ ミズさん» ミズ ミズさんのストーリー展開が本当に好きで、万さん不ルートを作ってくださるだけで幸せです!ですから、大丈夫です!これからも応援しつつ、作品を楽しませていただきたいと思っています。これからも頑張って下さい!長文失礼致しました。 (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - ミズ ミズさん» ええ、え、本当ですか!?正直駄目元だったので、とても嬉しいです!!万さんの立場も分かっているつもりですし、もう色々なルートを書いているミズ ミズさんも大変だとと思います。なので無理しない程度に、ミズ ミズさんの考えているストーリーを恵んで下さい! (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» いつもありがとうございます!万ルートは、万が主人公の事を一番分かってる位置にいる為、この後のストーリー展開予定での葛藤が消化されやすくて、他ルートのネタバレ的な物になってしまうので、書くなら他が第三部途中位ならと思いますが、いかがですか? (2019年4月18日 14時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miz | 作成日時:2019年4月9日 10時

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