九条鷹匡の理想 〜千side〜 ページ9
陸「こんにちは。」
楽屋でモモが歌う練習をしようとした時に、陸くんと一織くんが来た。
差し入れのお礼と、IDOLiSH7とTRIGGERを前座にしてほしいという事だった。
3人で顔を見合わせて了承すると、一織くんが前の相方について聞いてきた。
前の相方が九条の所にいるかもという話だった。
失踪するほどのレベルで嫌悪していたのに、あるだろうか?
そう思っていて盲点だった。
ないわけじゃないかも知れない?
【確か今日、九条が番組を見に来ているって言ってたな。】
そう言うと、2人はお礼を言って楽屋を出て行った。
『流石にいないと思うけど・・・・・・』
「僕もそう思う。でも知ってるかも知れない。それにあの子達だけじゃ心配だ。行こう。」
3人で楽屋を出ると、Aがモモに言っている。
『百。百がいるから、本物のRe:valeなんだからね?私がそう思ってる事は忘れないで。』
「なんで・・・今・・・」
『今しか言えないから。もし九条に何かを言われても気にしないで。』
Aは以前、僕のプライベートで隣にいるだけでいいと言われていた。
“その容姿じゃ売れない”
Aは気にした風ではなく、僕と同じように嫌悪感を抱いたようだった。
つまり、気にしていないだろう。
それに、Aはモモが何か言われると思っているんだ。
モモの肩をポンと叩いた。
「何も言わせない。僕たち3人でRe:valeだ。それは変わらない。」
そう言って外に行くと、TRIGGERもIDOLiSH7もマネ子ちゃんもいた。
話し声も聞こえた。
「ただ、残念に思うだけだ。・・・僕の言う事を聞いていたら、完全なRe:valeになれたのに・・・。」
「・・・完全?あなたの都合のいいRe:valeでしょう。」
「久しぶりだね。千。・・・あとはヤスと言ったかな。君たちの友達の怪我は治ったかい。」
君たち・・・
ヤスがAって気づいてるんだ。
「おかげさまで、あの日から一度も会えないままだよ。」
「そうか。気の毒に。・・・・・・見違えたよ。怖いね、女の子は。」
『2人が考えてくれたんです。』
「そうか。なら君と千で完全なRe:valeにならないかい?」
コイツ・・・・・・手のひら返したな・・・・・・
見た目だけで・・・・・・!!
思わず拳に力が入った。
「完全なRe:valeはここにある。僕と、モモと、ヤスが、築いてきたRe:valeだ。あんたの理想を押し付けるな。」
『手のひら返しもいいとこね。誰が百がいないRe:valeなんか。』
「ユキ・・・ヤス・・・」
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ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» いえ!身内からのリクエストで既に万ルート希望の声があったので、構想はあるものの「あ、これ短い」と思ってお蔵入りの可能性はあったので、嬉しいです。ありがとうございます!頑張ります! (2019年4月18日 14時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 誤字ありました!万さんルートです。誤字失礼致しました。 (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - ミズ ミズさん» ミズ ミズさんのストーリー展開が本当に好きで、万さん不ルートを作ってくださるだけで幸せです!ですから、大丈夫です!これからも応援しつつ、作品を楽しませていただきたいと思っています。これからも頑張って下さい!長文失礼致しました。 (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - ミズ ミズさん» ええ、え、本当ですか!?正直駄目元だったので、とても嬉しいです!!万さんの立場も分かっているつもりですし、もう色々なルートを書いているミズ ミズさんも大変だとと思います。なので無理しない程度に、ミズ ミズさんの考えているストーリーを恵んで下さい! (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» いつもありがとうございます!万ルートは、万が主人公の事を一番分かってる位置にいる為、この後のストーリー展開予定での葛藤が消化されやすくて、他ルートのネタバレ的な物になってしまうので、書くなら他が第三部途中位ならと思いますが、いかがですか? (2019年4月18日 14時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年4月9日 10時