昔話 ページ7
Aは部屋の窓から煙を見つめる
煙を見るとあの日の光景が脳裏に浮かぶ
忘れもしないあの日
孤児院とその家族が燃えた日
どうやら燃えたのは私達の孤児院だけではないらしい
シスターのいた孤児院も燃えたのだ
A「どうして…」
燃えていく家族
高いビルに移る人影
A「うっ!」
火事のことを思い出すと頭が痛む
ある医師に言われたことがある
感情と表情を無くしたのは、火事が原因であると
あの日自分がどういう顔をしていたのか思い出せない
私といた二人は泣いていたのか?
怒っていたのか?
苦しんでいたのか?
わからない
全く
覚えていない
思い出せない
悲しいってなんだっけ
苦しいってなんだっけ
嬉しいってなんだっけ
プルルルルと部屋の電話が鳴る
A「…はい」
桜「ああA焔人の鎮魂が終わった。今から帰る」
A「はい」
93人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kuro(プロフ) - ゆきとさん» ご指摘ありがとうございます。 これからも頑張ります!! (2019年12月27日 21時) (レス) id: a9e1201837 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきと - 自我のさいごのほう 、しんらのセリフが茉になってますよ…!間違ってたらすみません 、 とても面白いです ! 頑張ってください 、! (2019年12月27日 10時) (レス) id: d45cbab53d (このIDを非表示/違反報告)
Kuro(プロフ) - TNISIさん» ありがとうございます!! これからも頑張ります!!! (2019年11月2日 22時) (レス) id: a9e1201837 (このIDを非表示/違反報告)
TNISI - これからも、頑張ってください!誰よりも応援します! (2019年11月2日 9時) (レス) id: d782b95262 (このIDを非表示/違反報告)
Kuro(プロフ) - やはさん» これはチェックを外せばいいんでしょうか? (2019年10月13日 12時) (レス) id: a9e1201837 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Kuro | 作成日時:2019年9月9日 22時