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「……あのねえ、円堂」
目的のグラウンドへ到着し、ゴール前につくと、サッカー馬鹿がゴール前で鼻を鳴らして待機していた。
「浅風！！ シュート！」
「あんた仮にも部長でしょうが」
「風丸が行っていいって」
「私に押しつけたな……？」
仕方ない、と呆れながらもボールを触る。
神経を集中させ、高まってきたところでボールに再び触れると、非常に強い風が何故か纏う。
辺りはもう大惨事で、砂埃が舞う。
円堂のトレンドマークのバンダナも吹っ飛んでいき、こんな技を打ってしまう自分は化け物だと心の中で笑う。
サッカーやってるやつは大抵化け物だが、と更に付け足す。
「バイレント ウィンド！！」
台風のような強い風がゴールへと向かう。
どうせ、円堂に止められる。
そう思っていたが、
「くぅ〜！ 痺れる痛み……！ 久々だぜ！」
「…なっ、え？」
「いや〜、お前の威力が上がっててびっくりしちまった！ 俺も今まで以上の特訓しなきゃならねえ！」
円堂を吹っ飛ばし、ゴールの内側にはボールが転がっている。
違和感を覚えるA。
なぜなら、前の円堂なら普通に止めていたはずだから。
「……改良された技でも止められないんだぜ？ もっと自信持てよ」
「……なんで悩んでいること知ってるのよ」
「？ なんとなく！ まあ、仲間同士だったしすぐわかったぜ！」
この言葉に苦しめられた時期もあったが、今ではこの言葉に助けられている。
出会えてよかった、とはまだ言えていない。
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(先輩凄いです！！ ファンでよかった！)
(ふぁ、ふぁん……そうですか……)
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maya(プロフ) - 押し付けがましくない愛されが何ともキュンキュンします！更新待ってますので、応援してます (2021年7月3日 8時) (
レス) id: 8486f071d9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 続きが読みたい!!(クソデカボイス) (2021年1月14日 18時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずあめ＠おれんじ
| 作成日時：2020年9月27日 19時
