【五話】 ページ7
『.......ただし、1つ条件がある』
「.....?」
さがじいとの話には続きがある
ーーーーー
「そんな中、職員会議である話が出た」
『何だよ?』
「.....2人目のプロデューサーの話だ」
『何でだ?何で2人目を考えるんだよ』
「そりゃあお前、アイドル科全員のプロデュースってのは酷だからな
それに、俺以外の教師共は考えてないだろうが…
今の依存してる状態が続けばあいつらはいつか壊れてしまう
そんな姿を見たくなかったから」
『.......さがじいの考えは分かったよ
でも何でそこで私を選んだの?他にもっと良い人はいたんじゃないの?』
「そりゃいたさ、沢山な
でもどいつもこいつもミーハーと化すのは目に見えてた
そこで芸能界に一切興味なさそうなお前だったらって思ってな」
『前半がイラついたがそういう事
......でも私、そういうの一切分かんないんだけど』
「いや、それについては心配ないだろ
なんにせよ、ちっせぇ頃から木登りやらブランコやら自然の中で遊び回ってたお前だからな
柔軟性良し、体力良し、動きのキレ良し
アイドルとしての三拍子が揃ってやがる」
『アイドルじゃねぇからな
で、私はどいつらをプロデュースすればいいの?』
「.....それがなあ、1部の奴らに1人目のプロデューサーを取られた所為で、それ以外全員がプロデュースを受けられてないんだ」
『は!?
じゃあ私はそいつら全員のプロデュースをしなくちゃいけないって事なの!?
私知識0なのに!?足でまといになるに決まってんじゃん!?後いい加減セリフばっかなの読者さん読みにくくない!?』
「まあ…あんずも素人の状態で入ってきたからなんとかなるだろ
後地味にメタイ話ぶっ混んでくんな」
いやいやいやいやいや
無理じゃね!?いや無理!!
まじで別の奴に頼んでよ!!
「.............この話を持ち出すのもなんだが
.......経験が、あるだろ、お前には」
あ
『................はっ
厄介事の神様かよ私はよぉ.......』
それ以上聞く気は起きなくて、出口へと足を運んだ
保健室を出る時
「悪い」
って、さがじいの声が
罪悪感で塗り固められ様な声が
聞こえた気がした
けど
聞こえないフリをした
.......そう、したかった
壊れたくなかったんだ
ーーーーー
『私は、お前らだけのプロデュースはできない
あんずって子のプロデュースを受けられていない奴らは沢山いるらしいし
それで良いなら、やるけど』
「ああ、その事なんだけど…」
『?』
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ヌーマイト(プロフ) - え、夢主かっこいい!めっちゃ好き、、、!これから、応援します!無理せず頑張ってくださいね! (2020年10月28日 1時) (レス) id: 7595bbc07b (このIDを非表示/違反報告)
わし - もう、好き。夢主かっこえー! (2019年7月17日 6時) (レス) id: 60407ae82c (このIDを非表示/違反報告)
あくび(プロフ) - 天宮さん» ありがとうございます!久しぶりに更新して、中々お待たせしました…ほんと…これからバンバン更新できるように頑張ります! (2018年4月21日 16時) (レス) id: 0f6249d547 (このIDを非表示/違反報告)
あくび(プロフ) - 夢幻さん» お返事遅くなって本当に申し訳ありませんでした!これからは更新頻度あがると思うので、お願いします! (2018年4月21日 16時) (レス) id: 0f6249d547 (このIDを非表示/違反報告)
天宮(プロフ) - はじめから読ませていただきました!この作品好きです!これからも楽しみにしてます! (2018年4月21日 12時) (レス) id: 9819c94959 (このIDを非表示/違反報告)
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