藤岡ハルヒには溺愛する妹がいた２！？

とことん ページ7

櫂 ｢Aおかえり｣

貴 ｢お兄ちゃん…ただいま｣

櫂 ｢お前が本気でキレるなんて珍しいな？
何があったんだよ？それに、迎えって
俺を連れて来さして…｣


お兄ちゃんが迎えに来るなんて不可能だ
藤歌財閥の息子、跡はお姉ちゃんが
継ぐとしても簡単に出歩けるわけじゃないから
実際は家の車に乗って私のところに来るから


貴 ｢私が…心が狭いのかな｣

櫂 ｢…｣


ポンポン―――
お兄ちゃんが頭を撫でてくれる
それから抱きしめてもくれる
血が繋がってるわけじゃないけど
お兄ちゃんはやっぱりお兄ちゃんなんだ、
落ち着く優しい香り…
私の大好きな香りの一つだ


櫂 ｢話してみろ｣

貴 ｢ん｣


それから馨と光のの喧嘩のこと
嘘だったこと
普通なら怒らないのに私はなぜか
酷く悲しくて怒ってしまってること
それを話す


櫂 ｢なるほどなー…そうだな、
すぐに解決するのは簡単だけど
それじゃちゃんとした理解には
ならないしな…｣


お兄ちゃんはブツブツと声にだしてる


貴 ｢お兄ちゃん？｣

櫂 ｢A｣

貴 ｢なに？｣

櫂 ｢とことん怒っちまえ！｣

貴 ｢え？｣


とことん怒る？


櫂 ｢怒って怒って…そうしたらきっと
あいつらからお前の所に
意地でも寄ってくるだろうから
その時に思うまま話せばいい
何がいやで何が悲しかったか
そうしたらきっと解決するから｣

貴 ｢…｣

櫂 ｢大丈夫だよ｣


不思議だ…ちゃんと解決はしてないけど
何となくスッキリしてる…
そうだよね…だって私は双子に怒ってるんだもん
すぐになんか許してあげない
私だって怒るんだから


貴 ｢お兄ちゃん、ありがとう｣

櫂 ｢ん｣

貴 ｢大好き！｣

櫂 ｢〜〜っ！！！俺も好きだよ！｣




こうなったらとことん避けてやろう

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