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玄樹への気持ちに気づいてしまったあの日から1週間が経った。




「ただいま。」




今日は珍しく1人での帰りだった。




「行かなきゃ…。」




それは私が学校を早退したから。




そしてお母さんを迎えに行かなきゃいけないから。








「すみません。母親を迎えに来ました、立花です。」




「はい、立花さんですね。ちょっと待ってくださいね。」




「あっ、ちょうどでしたね。立花さん?娘さんいらっしゃってましたね〜!」




「お母さん…。」




「…。」




「退院後のことはこの間の説明で変わりはありません。月に1度病院に来てくださいね?」




「はい。お世話になりました…。」





タクシーに乗り家に着くまでお母さんとは一言も話さなかった。




なぜなら。




「あんたとなんか一緒にいたくないのに。」




お母さんは私のことが嫌いだから。




「ごめんね。ごめん。」




「あんたなんかいなけりゃよかったのよ。あんたがいたからっ!!!」




「ごめんなさいっ。…っ。」




私がいることでお母さんは幸せになれなかった。




私がいたせいで幸せを奪った。




私は生まれてこなければよかったんだ。









お母さんが寝てから私は買い物に出た。



お母さんは一緒にいることを嫌がるけど1人にするわけにはいかないから。







「…みゅう?どしたん、今から買い物?」




「廉。」




「俺今から散歩行こかなって思ってんねん。荷物持ちなったるわ。」




「いや…でも、」




「ええから、行こ。」




「うん。」





暗い夜道を2人で歩いて買い物に出た。




「あぶないっ!!」




気づくと私は赤信号の横断歩道を渡ろうとしていた。




「みゅうっ、なんしてんねんっ!あぶないやろ?!」




「っ…ごめん、私…。」




何がなんだか訳がわからなくて私は子供のように声を上げて泣いていた。

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M(プロフ) - 初めまして!続きが気になります…!応援しております(^^) (2020年1月6日 7時) (レス) id: db133f64b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅう☆げん | 作成日時:2019年7月8日 9時

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