抱きつき症候群 【御幸一也】

10話 ページ12

合宿が始まって2日経った。


先輩達も気合が入ってるのか声が出てる。


5月だけど普通に暑いし、ドリンク多めに作っておこう。


今日は練習試合もあるし。



沢｢初音さん！そのドリンク隣のグラウンドに運ぶんだろ？俺が持とうか？｣


初｢あ、大丈夫。沢村くんは自分の準備してて？｣


沢｢え、でも...｣


？｢ねぇ、そこの君！第2グラウンドってどこにあるの？案内してくれない？｣



いきなり声をかけられ後ろを向くと白いユニフォームを来た人が立ってた。



沢｢え、誰？｣


初｢さ、さぁ...｣


？｢え？俺の事知らないの！？｣


？｢おい、うるさいぞ。｣


？｢えーまささんだって俺有名人じゃん！｣


？｢知らねぇよ。｣


？｢まぁ、いいや。俺は稲代実業2年の成宮鳴！よろしく〜てか、君は可愛いね！マネージャー？いいな〜青道！｣



すごく口数が多い人なんだな...



御｢おい、鳴。うちのマネージャーナンパするのやめろ。｣


成｢え、いいじゃんちょっとぐらい。｣


沢｢え、お知り合い？｣


初｢みたいだね。｣


成｢名前なんて言うの？連絡先交換しようよ〜｣


初｢初音A。1年です。あの今スマホ持ってないので...｣


成｢あ、そっか！邪魔になるもんね〜じゃあ後で交換しよ！｣


御｢調子乗んな！｣


成｢アダっ！酷い一也。ちょっとぐらいいいじゃん！｣


御｢ダメだ！いいからお前隣のグラウンド行ってろ。｣


成｢ちぇっ。マサさん行こう！じゃあね、Aちゃん！｣



なんか嵐のように去っていったな〜あの人。


成宮さん御幸先輩から背中叩かれて痛そうだったな...

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