抱きつき症候群 【御幸一也】

14話 ページ16

沢｢よーし！とりあえずストレートを打てるようになろう！構えはこうで足をしっかりあげて腕を振り切る！｣



沢村くんのボールが御幸先輩のミッドにしっかり収まった。



御｢沢村そこ邪魔。習うより慣れろ、初音1回投げてみろよ。｣


初｢あ、はい！｣



投げてみるけど上手くいかないそもそも御幸先輩のミッドまで届かない。



小｢やっぱりソフトボール7mしか投げれないじゃ厳しいね〜｣


初｢な、なんでそれを知ってるんですか！？まさか小湊くん喋った？｣


春｢あ、うん。ごめん...｣



うわ、黒歴史だよ...



降｢初音さん、ボールが飛ばないのは振りぬく力が足りないからだよ。｣


沢｢いきなり出てくんな！降谷！｣


初｢振りぬく力か...御幸先輩もう1回お願いします！｣


御｢おう。｣



足をしっかりあげて腕を振り切る！



御｢ストライク...入ってる。｣


沢｢初音さんすげぇ！｣


初｢え、今のストライク？入った？｣


御｢入ってる、入ってるよ。｣


倉｢やれば出来るじゃねぇかよ。じゃあ俺が打席に入ってやる！実践形式だ！｣


小｢じゃあその次俺。｣


伊｢しゃんねぇ、俺も手伝ってやる。｣


初｢みなさん、お気持ちは嬉しいんですが、もう大丈夫です。自分の練習してください。御幸先輩も沢村くんもありがとうございました。｣



えーとか言いながら練習に戻ってく先輩たち。特に倉持先輩と小湊先輩。



御｢ナイスボールだったじゃん。練習終わりならまた付き合ってあげてもいいぞ？｣


初｢ありがとうございます。｣

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