【黒バス】赤司の双子の妹は声を失っている

【十九話】 ページ22

いきなり吹き出した二人を見て、Aは不思議そうに首を傾げる。




「あ、悪いな。こいつの顔とそのあだ名が全くあわなくてつい・・・」



「その言葉、そのままそっくり返します」



【・・・・ダメだった？】




今にも喧嘩が始まりそうな様子にAは少し不安そうにする。




それを見て、二人はギョッとして慌てる。




「そ、そう言うじゃねーからな！」



「ただいい名前だなっと思ってな？」



【そ、なの？】



「そうだぜ。ありがとなA」




虹村に頭を撫でられ、少しくすぐったそうにした。




「てか、部活いいんすかー？虹村先輩」



「あ！ヤッベ！早く行かねーと・・・明日確か試合だったんだ！
灰崎行くぞ！」



「ういーっす。がきんちょ、帰り道わかっか？」



【うん、わかるよ】



「送れなくて悪りぃな。気ぃーつけて帰れよ。
またな」



【うん、しょー、しゅーバイバイ】




その会話を最後に二人は立ち去っていった。

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