【黒バス】赤司の双子の妹は声を失っている

【十話】 ページ13

いつも通り応接室につくと、ひとりの大人がいた。




校長先生というハゲ。




Aは人と関わらないせいか、人間不振だ。




校長「来てくれて嬉しいよ。今回も頼みます赤司さん」


赤「Aをよろしくお願いします校長先生」


校長「勿論だよ！赤司君」




校長先生の返事を聞くと赤司はニコッと笑うと応接室から出て行った。




それからいっぺんにテストを受け、終わる頃にはもう夕方となっていた。




校長「お疲れ様です赤司さん。送りましょうか？」




首を横に振り、頭を下げてAはそこから出て行った。




車椅子で急いで校舎を出ようとすると、５人ぐらいの制服を着た男子生徒に囲まれた。




Aはビクッと肩を揺らし、逃げようとするが、車椅子を掴まれる。




「おいおい逃げようとすんなよ？」


「俺らはただ怪しい小学生がいるから、注意しようとしただけだぜ？」


「お兄ちゃんでもいるのかな？でも、勝手にここに入ってきちゃいけねーんだぜ」


「て、よく見れば可愛いじゃん」


「スゲ〜可愛いじゃん。どう？お兄さんと」




通りすがる人たちは横目で見るだけで、見捨てる。



だから人間というものは苦手だ・・・と心の中で悪態をつくA。




「おい、なにか言ったらどうなのー？」


「怖くて声も出なくなっちゃったですかー？」

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