【黒バス】無期限本物彼女［赤司征十郎］

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昨日は早く眠りについたせいか、朝はいつもより早く目が覚めた。



貴「いってきまーす。」



うん。

朝に余裕があるって素晴らしいね。



外はまだ寒いけど、空気がいつもよりクリアに感じる。






貴「やっぱ早すぎたかな…。」



家がもともと近いため、あっという間に学校に到着。



腕時計の針はまだ8:00を指していた。



…はい。早すぎた。←



貴「こんな時間に来るって言ったら、日直の人くらいだよね…。」




独り言を言いながら靴を下駄箱にしまい、上靴を履く。




誰もいない廊下は放課後とはまた違う、新鮮な感じがした。




私の歩く音だけがただ響いている。





あれ、そういえば今日の日直誰だっけ？




菜穂来てないだろうし、話せる人だったらその人とお話でもしておりますか…




教室の扉に手を伸ばし、開ける。





ｶﾞﾗｶﾞﾗ





貴「………………え」









確かに教室に人はいた。






けどその人は、1番気まずい相手であって＿＿






「おはよう、高宮。」





そうやってさも当然のように挨拶する彼。




しかも久しぶりに見るあの優しい笑顔で。






雰囲気、変わった…？





赤「どうした？」



貴「！…い、いや。おはよう、赤司くん…」






赤司くんの横を通りすぎて自分の席に着く。





あー。びっくりしたぁ…




今日の日直赤司くんだったか…。




すごいタイミングだなぁ。







赤「高宮＿＿」




あれ、私呼ばれた？



貴「は、はい！」




びっくりして立つと、こちらに向かって赤司くんが歩いてきた。





そして、私の前でピタリと止まる。




赤「あのな＿＿」









目が、逸らせない＿＿

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