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早「旦那様、突然申し訳ございません。

…少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか。」


父「……なんだ。」




俺の結婚はしない宣言に続き、

突然の早見の登場で訳が分からないという表情の西園寺財閥。



その表情はもうじき、変わるだろう。



「なんなんだまったく!ここまで来て結婚はしないだの、突然話の最中に執事が入って来るだの…」


相手側はご立腹のようだ。

まぁ、それもそうか…




父「!それは本当か…!?」

早「…はい。こちらに…」




父の大きな声に注目が集まる。

…早見はもう話したか。




麗「…どうかされましたの?」

「なにか問題でも発生しましたかな。」


父「………これを、見てもらえますかな。」




父は西園寺財閥にタブレットを見せる。

しばらくして、1つの動画が流れた。



それは、西園寺財閥当主が何やら暴力団らしき組織に金を渡している映像だった。



そう。

西園寺財閥は裏で暴力団と繋がっていて、詐欺や密輸など沢山の犯罪をおかしてきたのだ。




「!こ、これは…」

麗「っ!…」



これを見た瞬間、2人の顔が一気に青ざめた。



赤「ここにはしっかりとした証拠がある。

…言い逃れはできない。」



そう冷めた目つきで俺は言い放った。



「…くそっ…どうして…」

父「………」




時刻を見ると、すでに40分も経過していた。


ここからあの場所まで走っても30分はかかる。

さすがにそろそろ行かなければ…



早「坊っちゃま、あとは大丈夫です。いってきてください。」


赤「!早見…。すまない、



…いってくる。」



メイドからコートを受け取り、部屋を出ようとドアノブに手をかける。




父「征十郎…。どこへいく?」



俺はそう尋ねる父の声に振り返った。









赤「…愛する人のもとへ。」


父「!」







そう少し微笑んで、


俺は彼女が待つあの場所へ向った。

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なみだうさぎ(プロフ) - Aimerさん» ありがとうございます!! (2016年7月29日 10時) (レス) id: beb0875317 (このIDを非表示/違反報告)
Aimer(プロフ) - 小説読みました!!すごく面白かったです。これからも楽しみにしてます。 (2016年7月10日 15時) (レス) id: 48157f820f (このIDを非表示/違反報告)
☆wkn☆(まさかの偶然www) - なみだうさぎさん» wwwwそうですよねwwお気持ちお察しいたしますww← 大胆な赤司様も素敵…(真顔)←← (2016年5月28日 10時) (レス) id: 741b238ec7 (このIDを非表示/違反報告)
なみだうさぎ(プロフ) - ☆wkn☆さん» お久しぶりです!私の方も書いててニヤついてしまいました笑笑 (2016年5月15日 20時) (レス) id: beb0875317 (このIDを非表示/違反報告)
☆wkn☆ - 赤司いいいいい!!(*ノωノ)いきなり大胆になりやがって…!そんな子に育てた覚えはないぞ?!← あ、なみだうさぎさん!お久です(^^♪ (2016年5月12日 18時) (レス) id: 741b238ec7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よもぎ | 作成日時:2016年3月4日 18時

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