愛され妹

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東京卍會に入ってしばらく経った




この期間色んな変化があったんだけど




1つがお兄ちゃんのこと




なんかめっちゃ愛情表現？みたいなんしてくれる様になたよ




名前で呼んでくれるようにもなったし



よく｢可愛い｣って言ってくれる！




2つがとーまんのこと




慣れた




うん、この一言に尽きる




初めのうちはなんだなんだって突っかかってきた輩も居たんだけどお兄ちゃんとかマイキー達が守っててくれたから今では普通に認められたヨ




んで今、あの名シーン




喧嘩賭博が行われてるっていう噂が流れている




マ｢そんなくだんねぇことしてんの？｣





私を胡座の上に乗せてつむじをグリグリしてくるマイキー




おい！お腹壊すだろ！(下痢ツボ)





『へぇ〜キヨマサ君？だっけぇ？…A、見てくる！』




あのシーンを生で見る為、1人で先に行くことにしよう




そう思って立とうとすると、マイキーに引っ張られる




マ｢1人じゃ危ねぇし一緒に行こ｣




えぇ…私も介入するの嫌なんだけど…まぁいっか()




『分かったぁ！』





賭博の行われている場所へ向かっている途中、マイキーはどら焼きを買った




今から喧嘩してるとこ行くのに呑気やな…




マイキーは右手にどら焼き、左手は私の腰を抱くという形で歩く





現場に行くと想像よりも沢山人が居たので驚いた




中心にはボロボロのたけみっちとバットを持ったキヨマサ君が立っている





…大人気ねーなぁ




ド｢オイ、キヨマサ。客が引いてんぞー。｣





けんちゃんが話すと一瞬にして静まる




すっげぇ




てかアッくんいんじゃん！カワユス…！





3人で足を進めて行くと真っ青になったキヨマサ君が見えた




ア｢うそだろ？金の辮髪、こめかみに龍の刺青…東京卍會 副総長!! 龍宮寺堅 通称”ドラケン”！｣




めっちゃ説明してくれんじゃん





『ねぇマイキー、どら焼き1口ちょーだい？』




場に合ってない間延びした声を響かせる




マ｢んえ？…あ〜食っちった｣




残りを全部口に含んで何事も無かったように言うマイキー





ひどっ！




『ねぇけんちゃん！マイキーがぁ！』


マ｢どら焼きなくなっちゃった｣



ぺろりと舌を出すマイキー




色気半端ないっす助かる




ド｢はぁ…A、｣




呆れた様子のけんちゃんがいきなり口に突っ込んだのはいちごミルク味のキャンディ




『！、けんちゃん好きぃ』





やっぱ持つべきはけんちゃんやな

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