愛され妹

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『ありがとぉ！…ね？これで強いって証明出来たでしょ？』




そう言えばポカンとした顔のまま、各々ゆっくりと頷いた




『やったぁ〜』




そう言ってマイキーに抱きつく




マ｢でも極力オレらから離れんなよ？それだけ約束｣




小指を差し出してきたのでそれに応える




『分かった！』




それからその日は7人で話したり遊んだりしてめっちゃ仲良くなった




コミュ力舐めんなって




4人はたかちゃん、ぱーちんくん、けいくん、ちぷゆと呼ぶようにした




ちぷゆは｢俺だけなんかおかしくねぇ？！｣と言われたが知らん、どうしようもない




そして…大本命の集会！





次回から参加することになりました！！！





やったー！






ちなみに私は何の役割になるんだ？って思って聞いたら｢癒し係｣と言われた





もうちょっとかっこいいのが良かったっす




そして運がいいのか今日の夜が集会だった





だからそれまで皆と一緒に居ることに




まぁお兄ちゃんとは夜会うし良いよね？





その考えが凶と出るか吉と出るかは分からないが






その夜事件は起こった












はい、今たくさんの不良に囲まれてます




なんか神社に向かってる途中に一瞬の隙で連れされた





10人位かな？





なんかマイキーの女ってのが広まってたらしい




いや、こんぐらいなら余裕なんだけど…ここ家の近くなんよ




どういう意味か分かる？





お兄ちゃんに見られるかも知れんのよ！





そんなとこ目撃されたら生きてけない…！





でも今すぐにでもって感じで襲われそうだし…





と、1人が服に手をかけた





『ぃやっ！やめて！』




かわい子ぶったけどもう良いよね




足を振り上げた瞬間、私の名前を呼ぶ声が聞こえた





｢A！！！｣





え？、この声って





そう思った時にはもう遅く、不良の頭に足がクリーンヒットしてしまった





あぁ…もう、





こうなったらやけくそだ、と不良を潰していく




あっという間にできた不良の山





わぁ〜ふじさーん




なんてもう遅いよね





『お兄ちゃん、』






目線の先には呆然とした様子のお兄ちゃんが立っていた





はっとした顔をして駆け寄ってくる




春｢今の…全部Aがやったのか？｣





混乱しているのか名前呼びのお兄ちゃん





『っ、うん…』





こんな姿を見せてしまった




全部、水の泡だ






どんな冷たい言葉を投げかけられるのか身構えていると…

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