検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:23,439 hit

禰「ふがぁ〜♪」九話 ページ10

入学式が終わり委員会を決めた後、あたしと炭治郎はまだ人がたくさんいる教室の中にいた。

『炭治郎、中央委員に選ばれそうになったよね。』

炭「嬉しいことなんだけどな。」

『禰豆子がいるもんね。家のこともあるし、炭治郎は仕方ないよ。』

炭「Aはよかったのか?」

『あたしはそんな柄の人間じゃないよ。』

正直に言うと、仕事があるから無理。

炭治郎は疑う様子もなく「そうか。」って言うから悲しくなる。

炭治郎は信じてくれてるのに、あたしは嘘を吐くなんて、

最低だあたし。

炭「A?どうしたんだ?」

『…眠い。』

炭「Aは寝ることが好きだなぁ。」

そうだけど、今日も夜遅くまで仕事があったから。

ごめん、炭治郎。

本当のことを知ったらあたしのこと大っ嫌いになるよね。

余計バレたくない。

善「Aーーっっ!!」

『っ!?いきなり飛びついてこないでよ。びっくりするから。』

善「だってぇ!伊之助がぁぁ!!」

『伊之助?』

ドォンッ!

音が聞こえて扉を見れば扉を蹴り開けた伊之助。

『伊之助、善逸になにしたの?』

嘴「あ?なにがだ?」

『善逸が伊之助のせいでこんな状態になってるって言ってる。』

嘴「俺はなにもしてね…。」

善「嘘つけっ!」

善逸があたしに抱きついたまま伊之助を指差す。

…とりあえず、離れてから言ってくれないかな。

善「委員会決めでさ!風紀委員誰もやりたがらなくてさ!もちろん俺もやりたくなかったよ!?なのに伊之助が「善逸でいいだろ、めんどくせぇ。」って言ってクラスの奴らが乗ってさ、結局俺がしなきゃいけなくなっちゃったわけぇ!!」

早口で、でも泣きながら言う善逸にあたしは困る。

そりゃあ酷い話だけど、もう決まっちゃったものをどうすることも出来ないし。

善「それに加えて風紀委員の顧問の先生、朝に俺とAの髪にっ、地毛なのに!黒髪にしろって言ってきたあの先生だよぉ!?もう最悪だぁ〜!!」

それは…さすがに可哀想すぎる。

あたしが善逸の背中をポンポンと叩くと、涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔をした善逸。

あたしは善逸のおでこにデコピンをかましたら、いつものように善逸の目を見つめて言う。

『お昼、スイーツなんでも食べていいから。奢る約束でしょ?』

そう言ったら一気に善逸の顔が明るくなる。

善「A大好きだよぉ!」

『分かったから泣きやんで。』

本当、世話がかかる。

楽しいなんて、思ってないから。

『十話』→←善「八話だよ!」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
設定タグ:恋愛 , 鬼滅の刃 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。